先週末はクリスマス前の連休モードだったので、マーケットはあまり大きく動かなかった。ユーロドルにいたっては50ポイントも動かなかった。海外時間に入ると、もう1.06台の前半でフリーズしたようなものだ。この後の続き、つまり1.08台などを越えてくるのか、再びパリティ割れを目指すのかは、もはや来年のお頼みとなってしまった感がある。
ドル円はユーロドルよりも動いた値幅が大きかったが、それでも日銀会合の後に急落した分を半分も取り戻せないでいる。こちらのほうも日銀のアクション変更による下攻め重視なのか、ドルとの金利差を考慮した戻しがありうるのか、意見が分かれるところでステイしている。
しかし今年は為替相場がよく動いた年であった。値幅が40円もあったのは、もう何十年ぶりかもしれない。ドル円は年変動が平均して10円幅だと言われている。10円も動かなくなって心配された年もあったが、それが懐かしいくらいである。
そのドル円の値幅に比較して、ユーロ円の値幅が小さいことも特徴的である。クロス円では大変動は起きていないのである。それだけドル中心での変動がメインだったと言うことだ。ユーロ円も150円台を目指す局面があったが、ドル円ほど盛り上がらなかった。
今週は今年最後の週である。日本も28日で仕事納めの模様。日本株は30日までやるようだが、後はカレンダー通りなので、年末休暇をはさんだ波乱はないものと見られる。
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