連休明けの機能のマーケットでは、金利上昇が明らかとなった。欧州時間にECB関係者がユーロの利上げはまだ道半ばだと発言したからだ。足元のインフレ状況を考えると、確かに利下げなどはほど遠い。インフレ率の上昇幅が低下しているとはいえ、マイナスになったわけでもない。
すなわち物価は上がったままなのだ。ニューヨークでのビッグマックは依然として1200円するのである。当然の指摘をシだけなのだが、余分に金利低下を織り込んでいたので市場の反応は大きく見えた。
ドル相場も上昇。ユーロドルはここ最近のコアレンジの中にとどまっているが、ドル円は前日の高値を超えてきた。133円台に乗せてきたが、それでもまだドルが買い足らないといった感じだ。ただ先週火曜の日銀会合の際のドル円急落時の半値戻しが134円ちょうどくらいなので、その辺りではいったんはオファーが待っている見られる。
ただそこを抜けてきた場合は全戻しとなる可能性も見逃すことはできず、正月の明けるまでに137円台まで完全復帰する事もありうるのを想定しておかないといけない。
日本では今日で仕事納めのところが多いようだ。したがって今日を境にアジア時間の流動性は極端に減ることになる。今年はちょうどカレンダー通りに正月休みも被さることから、こんなときは逆に思い切って、長期休暇を取った方がいいのかもしれない。
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