昨日は欧州でパウエル議長のスピーチがあった。直接に金融政策のありようについての言及はなかったものの、不人気な政策でも必要ならば取るべきであると主張した。これは続けてきた金融引き締め策に対して、効果が目に見えるようになるまでは政策変更がないことを示唆している。
それを反映してドル金利はゆるやかに上昇した。ゆるやかにというのは、他の相場にあまり影響を与えなかったからだ。米国株も為替相場もあまり動いていない。やはりパウエル議長の発言からは市場を牽制するようなタカ派的な内容がなかったことで安心感を得たものであろう。また木曜日に控えているCPIの結果も見てみたいという様子見の気分も手伝っている。
昨日は連休明けでもあったので、気張ってユーロドルを買っていこうと思っていた。買おうと思うと、なかなか差が乱米。ついに1.07台我は諦めて欧州序盤で買い出した。ほとんど高値つかみだったのだが、結果的にはあんまり動かずで損切りしてしまった。
とはいうものの、また同じようなところで買い直せると感じているので悔しさは少ない。まあ何回かは失敗はするかもしれないけれど、いつまた一段高するのかわからないのだから仕方がない。押しがない以上は買っていくしかない。
さて今晩も材料が少ない。やはりCPI待ちになる。そして金曜日からは第4四半期の企業決算が本格化する。それまでは為替相場も他の資本市場も様子見態勢に入ってしまうのだろう。
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