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FXもCFDも楽天証券なら人気の「MT4」で取引できる!
「楽天MT4CFD」は、株や投信の投資家にもおすすめ!
ワンストップショップの楽天証券で、世界に投資しよう

2024年04月25日(木)10:00公開 (2024年05月01日(水)11:55更新)
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波乱の「日経平均」や「NYダウ」の下落局面も収益チャンスに! 話題の「VIX指数」も取引できる【CFD口座】を比較!

 日経平均の4万円台突破、金(ゴールド)価格の最高値更新など、2024年の金融市場も話題にあふれている。新NISAのスタートをきっかけに新しく投資を始めた人も、こうした銘柄の値動きは気になるところだろう。そんな中、話題の日経平均や金に加え、NYダウや個別の株式など、幅広い銘柄を取引できる金融商品として、ここのところ注目を集めているのが「CFD」だ。

 CFDは、少額から取引できる手軽さ、上昇相場と下落相場の両方が収益チャンスになる取引機会の多さ、1つの口座でさまざまなジャンルの銘柄を取引できる利便性の高さなどで人気があり、多くの証券会社やFX会社がCFD口座(CFD取引専用の口座)を提供している。

 そんなCFD口座の中で、他とは一味違った特徴を持つCFD口座がある。大手総合証券の楽天証券が提供する「楽天MT4CFD」だ。

楽天証券「楽天MT4CFD」の詳細はこちら!

 「楽天MT4CFD」はその名のとおり、取引に「MT4(メタトレーダー4)」を使うCFD口座。楽天証券にもFX専用のMT4口座「楽天MT4」があるなど、「MT4=FXの取引ツール」という認識が日本では根強いが、MT4は本来、FX以外のさまざまな金融商品の取引に対応した、レイアウトや設定も自在にカスタマイズできる取引プラットフォームだ。取引に慣れてくるほど使い勝手の良さや機能性の高さを感じさせてくれるツールで、世界中の多くのトレーダーに支持されている。

 MT4を取引ツールに使えば、50種類を超える豊富なインジケーター(テクニカル指標)で高度な相場分析が可能になるほか、自動売買(システムトレード)もできるなど、一般的なCFD口座の取引ツールには搭載されていることが少ない多彩な機能を取り入れることが可能だ。

 ただし、MT4 でCFDを取引できるのは、日本国内では楽天証券を含めて2社しかなく、選択肢が限られている(もう1社はOANDA証券)。そのうち、大手ネット証券で取り扱っているのは楽天証券のみで、開発からサービスの運営までのすべてを国内でおこなっている「楽天MT4CFD」は、サポートも手厚く、安心して取引できるという点もメリットだ。

MT4を使ってCFDを取引できるのは、大手ネット証券では楽天証券だけ!

 ここでは、そんな「楽天MT4CFD」の特徴、取引できる銘柄や取引に必要な資金の目安といったサービス概要に加え、MT4ならではの機能や魅力、楽天証券で取引するメリットなどを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

【目次】
■ 「楽天MT4CFD」の取り扱い銘柄と、取引に必要な資金の目安
■ 「楽天MT4CFD」の金と銀のスプレッドは業界最狭水準
■ 「楽天MT4CFD」でCFDを取引するメリット
■ MT4(メタトレーダー4)の便利な機能を紹介
■ 「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」の違いは?
■ 楽天証券での取引をおすすめする理由
■ 楽天証券「楽天MT4CFD」の口座開設方法

「楽天MT4CFD」の取扱いは株価指数CFDと商品CFDの計17銘柄。
数千円から取引できる銘柄もあり、初心者も始めやすいのが魅力

 まずは、「楽天MT4CFD」で取引できる銘柄から見ていこう。「楽天MT4CFD」では、日米欧を中心とした主要な株価指数の値動きに連動する「MT4証券CFD(株価指数CFD)」12銘柄、世界的に注目度の高い商品(コモディティ)の値動きに連動する「MT4商品CFD(商品CFD)」5銘柄の、全17銘柄の取り扱いがある。

 各銘柄の名称、値動きを参照する原資産と原資産が上場している取引所、呼び値、最低取引数量、本記事公開時のCFD価格をもとにした、各銘柄の最低取引数量の取引に必要な資金(証拠金)の目安などをまとめたのが以下の表だ。

■楽天証券「楽天MT4CFD」で取引できるCFD銘柄一覧
MT4証券CFD(株価指数CFD)・計12銘柄(レバレッジ10倍・証拠金率10%)
銘柄名
(日本語表記)
参照原資産
(取引所)
呼び値
(最低取引単位)
必要資金の目安
(価額)
JP225
(日本225)
日経225先物
(CME)
0.01円
(1lot)
3万8000円
(10倍)
JP225mini
(日本225ミニ)
日経225先物
(CME)
0.01円
(0.1lot)
3800円
(10倍)
US30
(米国30)
NYダウ先物
(CME)
0.01ドル
(0.1lot)
5万9700円
(1倍)
US500
(米国500)
S&P500先物
(CME)
0.01ドル
(1lot)
7万8400円
(1倍)
NAS100
(米国NAS100)
NASDAQ100先物
(CME)
0.01ドル
(1lot)
26万9600円
(1倍)
NAS100mini
(米国NAS100ミニ)
NASDAQ100先物
(CME)
0.01ドル
(0.1lot)
2万6900円
(1倍)
UK100
(イギリス100)
イギリスFTSE100先物
(ICE)
0.01ポンド
(0.1lot)
1万5500円
(1倍)
GER30
(ドイツ30)
ドイツDAX先物
(EUREX)
0.01ユーロ
(0.1lot)
3万100円
(1倍)
EU50
(ユーロ50)
ユーロ・ストックス50先物
(EUREX)
0.01ユーロ
(0.1lot)
8300円
(1倍)
HK50
(香港50)
香港ハンセン先物
(HKFE)
0.01香港ドル
(0.1lot)
3400円
(1倍)
AUS200
(オーストラリア200)
S&P/ASX200先物
(ASX)
0.01豪ドル
(0.1lot)
7700円
(1倍)
FRA40
(フランス40)
フランスCAC40先物
(EURONEXT PARIS)
0.01ユーロ
(0.1lot)
1万3400円
(1倍)
MT4商品CFD(商品CFD)・計5銘柄(レバレッジ20倍・証拠金率5%)
銘柄名
(日本語表記)
参照原資産
(取引所)
呼び値
(最低取引単位)
必要資金の目安
(価額)
XAUUSD
(金)
金のスポット取引 0.01ドル
(1lot)
1万8000円
(1倍)
XAGUSD
(銀)
銀のスポット取引 0.001ドル
(1lot)
2100円
(10倍)
USOIL
(NY原油)
WTI先物
(CME)
0.001ドル
(1lot)
6400円
(10倍)
UKOIL
(北海原油)
北海ブレント原油先物
(ICE)
0.001ドル
(1lot)
6800円
(10倍)
NATGAS
(天然ガス)
天然ガス先物
(NYMEX)
0.001ドル
(1lot)
1300円
(100倍)
※価額は1lotあたりのCFD価格に対する値
※必要資金の目安(取引証拠金)は、本記事公開時のCFD価格と為替レートをもとに100円未満を切り捨てて算出。取引に必要な資金はCFD価格と為替レートによって変動します
※楽天証券の公式サイトの情報をもとにザイFX!編集部が作成

 たとえば、日経平均の値動きに連動する金融商品としては、東京証券取引所に上場する「日経225先物」が有名だが、ラージと呼ばれる通常銘柄では約200万円、取引単位が10分の1の日経225ミニは約20万円、取引単位が100分の1の日経225マイクロでも約2万円の証拠金が必要となる。

 一方、取引規模は異なるものの、「楽天MT4CFD」で取り扱っている、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の日経225先物を参照原資産とした「JP225(日本225)」なら証拠金は約3万8000円で、取引単位が10分の1となる「JP225mini(日本225ミニ) 」なら約3800円だ。いずれも証拠金取引なので、レバレッジをかけた資金効率の良さが魅力だが、「楽天MT4CFD」のほうが圧倒的に少ない資金で取引できることがわかる(すべて、本記事公開時点の金額)

 表のとおり、「楽天MT4CFD」は、そのほかの銘柄も数千円から数万円程度の資金から取引することができるので、初心者にも始めやすい。小さな単位の取引ならそれほどまとまった資金は必要ないので、これまで「日経225先物」などの株価指数やコモディティの取引に興味はあったけれど、証拠金額の大きさがネックとなって手が出せなかった人も、「楽天MT4CFD」なら手軽に始められるのが魅力だ。

 しかも、CFDには参照原資産が先物であっても、基本的に取引期限がない。一般的な先物取引には各限月に取引期限があるため、ポジションを決済して取引を終わらせなければいけないタイミングが必ず到来するが、CFDにはそれがないのだ。参照原資産の限月乗り換えにともなう価格調整額の支払いは発生するものの、理論上は半永久的にポジションを保有することができる。

 日経平均、NYダウ、金(ゴールド)、天然ガス・原油など、多くのトレーダーにとって関心が高い主要な銘柄を原資産としたCFDを、期限を気にせず少額の資金から取引できる――、これだけでも、株価指数やコモディティの取引がしたい人にとって「楽天MT4CFD」で取引するメリットは大きい

「楽天MT4CFD」の金と銀のスプレッドは業界最狭水準。
取引コストをできるだけ抑えたい人、取引量が多い人にもおすすめ

 次に、「楽天MT4CFD」のスプレッドにも触れておこう。スプレッドは売るときの価格と買うときの価格の差のことで、一般的な銘柄では取引手数料(売買手数料)が無料のCFDにおいて、取引の際に生じる実質的なコストに相当する。つまり、スプレッドが狭ければその分、低コストで取引できるということだ。

 ザイFX!編集部が楽天証券の担当者にヒアリングを行ったところ、特に「楽天MT4CFD」の「金(XAUUSD)」と「銀(XAGUSD)」のスプレッドは業界最狭水準なので注目してほしいとのことだった。

「楽天MT4CFD」の金は低スプレッド

 具体的には、金のスプレッドは0.204ドル、銀のスプレッドは0.011ドルという、非常に狭い水準で提供された実績があるそうだ(楽天証券調べ。いずれも2024年3月14日計測の平均スプレッド)

 あくまで参考値だが、2024年4月9日に編集部が取引ツールにログインして確認したときも、金のスプレッドは0.20ドル前後、銀のスプレッドは0.01ドル前後を中心に変動していた。

楽天証券「楽天MT4CFD」の金と銀のスプレッド

※2024年4月9日に編集部がMT4のスマホアプリで「楽天MT4CFD」の口座にログインし、金(XAUUSD)と銀(XAGUSD)のスプレッドを調査したときのキャプチャ画像。金は0.2ドル(20)前後、銀は0.01ドル(10)前後のスプレッドが提供されている時間帯が長いことを実感した

 ただし、CFDのスプレッドは「楽天MT4CFD」を含め、そのときのマーケットの状況で変化する「変動性」を採用している口座がほとんど。そのため、各口座のスプレッドを厳密に比較するのは難しいが、「楽天MT4CFD」の金と銀のスプレッドは、筆者が通常時に他のCFD口座と比較しても確かに狭いと感じることが多かった。特に、金や銀の取引において、コストをできるだけ抑えたいトレーダーや、取引量が多く頻繁に取引するトレーダーにとって、「楽天MT4CFD」は見逃せないCFD口座と言える。

「楽天MT4CFD」ならではのメリットも豊富。初心者には動画の視
聴がおすすめ! Web版「MT4 Web」ならMac ユーザーも使える!

「楽天MT4CFD」の取引で使うMT4は、豊富な機能と自由自在なカスタマイズが可能な利便性の高い取引ツールだ。

 楽天証券の公式サイトには、MT4の基礎から導入方法、チャートの設定方法や自動売買のやり方など、MT4での取引で押さえておきたい情報を動画でわかりやすく紹介するコンテンツ、「動画でMT4の使い方を学ぼう」がある。

 動画は上の「①MT4とは」を含めて全部で17あり、どの動画も視聴時間は2分~15分程度とコンパクトにまとめられている。MT4の操作や導入でわからないことがあったときに参考になるし、MT4に初めて触れる人はひととおりの動画を視聴しておけば、スムーズに取引を始めることができる。こうしたMT4での取引が初めての人や不安がある人に対する細やかな情報発信も、「楽天MT4CFD」で安心して取引できる理由のひとつだ。

 さらに、MT4は基本的にPCからはダウンロード型のツール、スマホからは開発元のメタクオーツ社が提供するスマホアプリを使うが、「楽天MT4CFD」ではそれらに加え、インストール不要のWeb版取引画面、「MT4 Web」を提供しているのもポイント。

「MT4 Web」の取引画面
「MT4 Web」の取引画面

 ダウンロード型のツールと比べると一部の機能に制限はあるが、ダウンロード型では推奨されていないMacでも使用できるほか、PCにツールをダウンロードできない場面も含め、Web版はインターネットにつながってさえいれば、あらゆるシーンで取引ができるのも魅力だ。

 また、楽天証券には大手ネット証券で唯一(※)、MT4を取引ツールとするFX口座の「楽天MT4」があり、「楽天MT4CFD」と「楽天MT4」で取引できる銘柄のレートやチャートを、1つのMT4に同時に表示できるという特徴がある(※SBI証券、GMOクリック証券、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券での比較)

「楽天MT4CFD」と「楽天MT4」の取引画面

 為替レートの値動きにも影響を与えることが多い株価指数やコモディティ価格のチェックは、FXの取引で不可欠ともいえる。両方の値動きを確認しつつ、アカウントを切り替えるだけでCFDとFXをどちらも取引できるので、FXを取引しているトレーダーが「楽天MT4CFD」と「楽天MT4」の口座を持つことは、相場分析の点でもメリットが大きい

MT4は豊富なインジケーター・自動売買・バックテストを使える!
テクニカル重視のトレーダーは特に、MT4を使うメリットが大きい

 CFD(FXも)をMT4で取引するメリットとして、MT4ならではの代表的な3つの機能を紹介しよう。

・51種類のインジケーターを標準装備。より高度な相場の分析が可能に

 MT4には移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSI、一目均衡表などの、多くのトレーダーが使っているメジャーなインジケーター(テクニカル指標)に加え、一般的なCFD口座の取引ツールにはあまり搭載されていないようなカスタム系のものも含め、51種類の豊富なインジケーターが標準搭載されている。これらを駆使することで、より高度な相場の分析ができるのが、MT4を使うメリットのひとつだ。

 たとえば、下の画像は「楽天MT4CFD」のCFD銘柄「JP225(日本225)」のローソク足(1時間)チャートに、期間が9と25の移動平均線を重ね、その下にMACDとRSIを表示させたものだ。

MT4のインジケーター表示画面

 MT4ではこのように、いくつものインジケーターを同時にチャートへ表示させることができるし、「データ・ウィンドウ」の画面からはインジケーターの各要素の水準をひと目で確認することも可能。チャート上に表示させたレートパネルからワンクリックで注文を出すこともできるので、分析からトレードまでを素早く行えるのも魅力だ。

 楽天証券が公開している「MetaTrader4 コンプリートガイド」には、標準搭載されたすべてのインジケーターの基本的な見方が紹介されているので、これまで使用したことのないインジケーターについても内容や使い方を確認することができる。

 さらに中上級者向けにはなるものの、MT4に備わっているプログラムツールの「メタエディター」で、オリジナルのインジケーターを作成することも可能だ。インターネット上で配布されている無料・有料のインジケーターを入手し、それをMT4へインストールして分析に利用することもできる。無数の分析手段を使って、銘柄のトレンドの強さや値動きの過熱感を推測したり、売買ポイントを予測したりできるのが、MT4の大きな特徴だ。

・EA(エキスパートアドバイザ)を組み入れることで自動売買が可能

 MT4には EA(エキスパートアドバイザ)と呼ばれるプログラムを稼働させることで、自動売買(システムトレード)ができるというメリットもある。

 EAも「メタエディター」を使って自分で作成することができるほか、インターネット上から購入もしくは入手してMT4へ組み込むことが可能だ。取引したいCFD銘柄に効果的なEAを選択・稼働させることができれば、取引時間中は常に、売買条件に沿ってシステムが自動で取引してくれるので、チャンスを逃す心配はない。EAなら感情に流されて不用意に取引をすることもないので、結果的に良好なパフォーマンスを期待できる

 MT4のEAは一般的なインジケーターを元に、あらゆる金融商品に対応できるオーソドックスなものはもちろん、特定の銘柄の値動きの特徴を踏まえて作成された個性的なものもインターネット上から入手することができる。CFDを自動売買で取引してみたい、自動売買に興味があるという人は、この機会にぜひ「楽天MT4CFD」をチェックしてほしい。

 楽天証券の「動画でMT4の使い方を学ぼう」には、自動売買の基本から準備、稼働の方法までを詳しく解説している動画もあるので、MT4を使った自動売買が初めての人は、あらかじめ視聴しておこう。

 なお、自動売買はインストール型のMT4からのみ設定や稼働が可能で、自動売買を稼働している間は常にPCを立ち上げておくか、VPS(Virtual Private Server)と呼ばれる仮想サーバーを利用する必要がある。MT4をインストールしているPCの突然の故障、稼働しているPCを設置している場所の停電など、不測の事態が起きるリスクも考えると、自動売買の際はVPSの利用がおすすめだ。

 楽天証券では、ログイン後の画面から外部のVPSサービスを申し込むこともできるので、まずは気軽に自動売買を試してみて、本格的にスタートさせるときにVPSサービスの利用を検討するのもよいだろう。

・使いたい売買戦略やインジケーターの有効性を事前に確認できる

 MT4には「ストラテジーテスター」と呼ばれる、バックテストの機能が標準搭載されている。バックテストとは、過去の実際の値動きを使って、売買戦略の有効性をテスト・確認することだ。ストラテジーテスターで、稼働を検討しているEAや、インジケーターのバックテストを行うと、以下の画像のように結果をグラフやレポート形式などで確認できる。これを見ればある程度、対象銘柄に対して、そのストラテジーやEAがどのくらい有効なのかを事前に知ることが可能だ。

「ストラテジーテスター」の機能紹介画像

(出所:楽天証券「MetaTrader4 コンプリートガイド」)

 稼働していたEAのパフォーマンスが落ちてきたと感じたときに、別のEAのバックテストを行ってよりよい効果が確認できれば入れ替えるなど、パフォーマンスの最適化を目指すのにも役立つし、取引する銘柄にもっとも適したインジケーターを探すこともできる。

 FXでも、こうしたバックテストの機能を自社の取引ツールに標準装備している口座はごく一部だ。多くの口座にそんな機能は備わっていない。だが、楽天証券なら「楽天MT4CFD」だけでなく、「楽天MT4」で取引できるFXの通貨ペアのバックテストも可能なので、ファンダメンタルズ以上にテクニカルを重視した取引をメインにしているトレーダーなら、絶対に注目してほしい。

楽天証券のもうひとつのCFD口座、「楽天CFD」との違いは?
どちらにも特徴や魅力があり、両方を使ってみるのがおすすめ!

 ここまで、「楽天MT4CFD」の取り扱い銘柄や特徴、MT4ならではの魅力的な機能を紹介してきたが、実は、楽天証券には「楽天MT4CFD」のほかに、一般的なCFD口座と同様に自社開発の取引ツールを使って取引する、「楽天CFD」というCFD口座もある。

楽天証券「楽天CFD」の紹介画像

 「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」には、どちらもCFD口座を提供する主要ネット証券(※)の中で唯一、日本225(JP225)などの株価指数CFD銘柄の取引開始時刻が、米国のサマータイム中は日本時間の朝7時(※標準時間中は日本時間朝8時)と、他の主要ネット証券のCFD口座よりも早く取引できるといった特徴がある(※auカブコム証券、SBI証券、GMOクリック証券、DMM.com証券、楽天証券での比較)

 一方、「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」には、利用する取引ツールだけでなく、取り扱う銘柄の数など、さまざまな面で違いがあるので、ここで押さえておこう。以下の表に、「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」のおもな違いをまとめたので、参考にしてほしい。

■楽天MT4CFDと楽天CFDの違い
  楽天MT4CFD 楽天CFD
取扱銘柄 【全17銘柄】
株価指数CFD 12銘柄
商品CFD 5銘柄
【全42銘柄】
株価指数CFD 23銘柄
商品CFD 18銘柄
バラエティCFD 1銘柄
取引環境 スマホ(iOS、Android)
PC(MacはWeb版のみ)
スマホ(iOS、Android)
PC(Windows)
取引ツール MT4(メタトレーダー4) iSPEED
マーケットスピードII
同一ツールで取引できる他の金融商品 FX(楽天MT4) 国内株式(現物・信用)
米国株式(現物・信用)
先物取引
オプション取引
商品先物
※iSPEEDは国内株式と米国株式
自動売買 可能 不可
証拠金管理 証券内の各種口座から手動振替 CFDマスター口座から自動振替
追証制度 なし あり
開設が必須の口座 FX口座(楽天FX) 総合口座
おすすめの理由 ①50種類以上の豊富なインジケーターを利用できる
②自動売買が可能
③バックテスト機能を搭載
④取引環境を自由にカスタマイズできる
①高機能の株アプリから他の豊富な金融商品といっしょに取引できる
②株価指数CFDと商品CFDの取扱銘柄数が業界トップクラス
③CFDマスター口座による自動振り替えで資金管理が楽
※楽天証券の公式サイトの情報をもとにザイFX!編集部が作成

 特に、注目したいのは取扱銘柄数の違いだ。「楽天CFD」では2024年3月25日に、ヒーティングオイル、ガソリン、コットン、生牛の4銘柄が追加され、合計で42のCFD銘柄を取引できる。これは「楽天MT4CFD」の倍以上のラインナップで、株価指数CFDと商品CFDの銘柄数としては業界トップクラスだ。
【※関連記事はこちら!】
「楽天CFD」の魅力は? 「マーケットスピードII」と「iSPEED」が使えて、株トレーダーにもおすすめ! 株価指数CFDと商品CFDはトップクラスの銘柄数!

楽天証券「楽天CFD」に4銘柄を追加!

 また、「楽天CFD」は、PCからは「iSPEED」、スマホからは「マーケットスピードII(マケスピII)」と、楽天証券の株取引ユーザーから高い評価を得ている取引ツールが使えるという特徴もある。したがって、「楽天MT4CFD」以上にたくさんのCFD銘柄を取引したい人、すでに楽天証券で「iSPEED」や「マーケットスピードII」を使う金融商品を取引していて、同じツールからCFDを取引したいという人にとっては、「楽天CFD」は魅力的なサービス

 一方、銘柄数では「楽天CFD」に及ばないものの、豊富なインジケーターを使ってCFD銘柄の値動きや売買ポイントをより詳細に分析したい人、EAを活用してCFDの自動売買をしたい人、CFDとFXの両方をアクティブに取引したい人にとっては、「楽天MT4CFD」を利用するメリットが大きいだろう。
【※関連記事はこちら!】
楽天MT4CFD(楽天証券)の特徴やおすすめポイントを解説!

 ちなみに、「楽天MT4CFD」は取引資金を楽天証券の他の口座から簡単に振り替えることができるだけでなく、銀行(金融機関)の口座から「楽天MT4CFD」へ直接入金、「楽天MT4CFD」の口座から銀行の口座へ直接出金することも可能なので、資金管理の面での便利さも見逃せない。

 もっとも、「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」の両方に、それぞれ魅力的な特徴や強みがあるのは、先ほどの比較表を見ても明らかだ。どちらのCFD口座が優れているかを、一概に決めることはできない。

 そもそも多くの投資家にとって、CFDやFX以外にも、多様な金融商品を取り扱う楽天証券に口座を作っておく価値は大きいといえる。ぜひこの機会に、楽天証券のさまざまな金融商品の口座を開設し、CFDに関しても「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」、それぞれの特徴や取引できる銘柄などを踏まえながら、最終的に自分のポートフォリオに組み入れやすいほうを、メインに使う口座として選択するのがよいだろう。

多彩な金融商品を取引できるのが、楽天証券を使う最大のメリット。
CFDは株の信用やレバレッジ型ETFを取引している人にもおすすめ

 バラエティに富んだ取り扱い銘柄、機能性の高い取引ツール、特徴の異なる2つの口座を使い分けて取引できるなど、CFD単体で考えても楽天証券のサービスは魅力的だが、それ以上に、楽天証券を利用する最大の魅力・メリットとして、改めて確認しておきたいことがある。

 それは、楽天証券が、紹介した2つのCFD口座に加え、2つのFX口座、為替の通貨ペアを対象にしたバイナリーオプション(らくオプ)、国内外の株式、投資信託、NISA、iDeCo、先物OP……など、およそ日本国内の証券会社で取り扱うことのできるすべての金融商品を、楽天証券だけで取引できる「ワンストップショップ」であるという事実だ。

■楽天証券で取引できる金融商品一覧
ジャンル 商品・サービス名
国内株式 ●現物取引
●信用取引
●REIT(リート)
●国内ETF・ETN
●新規公開株式(IPO)、公募・売出株式(PO)
●株式公開買付(TOB)
●立会外分売
●貸株サービス
米国株式・海外ETF ●現物取引
●信用取引
●米株積立
●海外ETF
中国・アセアン株式 ●中国株式・ETF
●アセアン株式・ETF
投資信託 ●投資信託
●外貨建MMF
投資一任型運用サービス ●楽ラップ
債券 ●国内債券
●外国債券
●利回り投資(Funds)- 提携サービス
先物・オプション ●日経225ラージ・日経225ミニ・日経225マイクロ
●日経225オプション・日経225ミニオプション
●商品先物
●海外先物取引
FX ●楽天FX
●楽天MT4
CFD ●楽天CFD
●楽天MT4CFD
バイナリーオプション ●らくオプ
外国為替 ●外貨決済
貴金属 ●金
●銀
●プラチナ
※楽天証券公式サイト「取扱商品一覧」の情報をもとにザイFX!編集部が作成

 たとえば、国内株式では、2023年から現物・信用ともに取引手数料が無料となる「ゼロコース」の提供が始まったし、国内株式を1株から取引できる「かぶミニ」や、国内株式に積立投資できる「かぶツミ」など、株式投資に関しても、初心者から中上級者にいたるまで、あらゆる投資家のニーズに対応している。

 2024年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)も、楽天証券なら国内株式・ETF(かぶミニ含む)、米国株式、海外ETF、投資信託の売買にかかる手数料が無料なので、長期の資産形成にピッタリだ。

楽天証券のNISAなら一括投資も積立投資も手数料が無料

(出所:楽天証券)

 投資信託の取り扱い本数は業界トップクラスで、米国株・中国株・アセアン(ASEAN)株を取引できる外国株式、取り扱い数が業界最多の海外ETF(上場投資信)もあり、米国株は積立投資も可能。こうした、さまざまな金融商品を1社だけで取引できるメリットは非常に大きく、その商品ラインナップや使い勝手の良さから、楽天証券の総合口座数は、国内証券会社単体では最多(※)となる1100万口座を突破するなど、すでに多くの投資家に選ばれている(※日本証券業協会「NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果(全証券会社)」(2023年9月末時点)および各社の開示情報より楽天証券が集計)

 また、楽天証券の総合口座を開設すれば、日本最大級の記事データベース「日経テレコン」を誰でも無料で利用できるので、投資に関連する記事の閲覧だけでなく、ビジネスシーンでの情報収集にも役立つ。日経テレコンは、個人で申し込むと月額で最低でも6000円の利用料がかかるサービスなので、これだけでも楽天証券の総合口座を開設するメリットは大いにある。

 ほかにも、投資信託の積立に楽天カードや楽天キャッシュを使うと、楽天市場や普段の買い物、楽天カードの支払いなどにも使える楽天ポイントが付与される、楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」の利用で、総合口座への入出金の自動化や、普通預金金利の大幅アップといった恩恵を受けることができるなど、楽天経済圏の強みを活かしたサービスも魅力だ。

口座連携サービス「マネーブリッジ」の紹介画像

(出所:楽天証券

 CFDは取引の仕組みがFXと似ていることもあり、特にFXトレーダーにとっては取引を始めやすい金融商品だろう。だが、CFDをおすすめできるのは、FXトレーダーだけではない。株価指数銘柄は10倍、商品銘柄は20倍のレバレッジをかけて取引でき、上昇相場と下落相場の両方を収益機会にできるCFDは、株価の値下がりを狙って信用取引で空売りを行っている人、信用のレバレッジ取引やレバレッジ型のETFで積極的なパフォーマンスを求めて投資している人にもおすすめできる。

 資金効率が良く、複数の銘柄でトレードすればリスクの分散効果も期待できるので、信用取引などを行っている人も「楽天MT4CFD」と「楽天CFD」の取引を、今のポートフォリオに組み込むことをぜひ検討してほしい。

楽天証券「楽天MT4CFD」の口座開設方法を紹介
メリットを最大限に活かすなら総合口座の開設がおすすめ!

 最後に、楽天証券「楽天MT4CFD」の口座開設方法を紹介しよう。

 「楽天MT4CFD」の開設には、同じMT4を使って取引する楽天証券のFX口座、「楽天FX」の開設が必須だ。「楽天FX」の開設完了後に、PCやスマホから会員専用ページへログインし、マイメニューで「楽天MT4CFD」の追加開設を申し込む流れとなる。

 楽天証券には「FX専用口座」があり、FX専用口座の開設で「楽天MT4CFD」も開設を申し込むことができるようになるのだが、FX専用口座はFXのほかに、バイナリーオプション、投資信託(外貨建てMMFは除く)も取引できるので、FXと「楽天MT4CFD」をメインに取引したい人なら、最初に「FX専用口座」を開設するのもいいだろう。

楽天MT4CFDの口座開設フロー

 もっとも、いろいろな金融商品を1つの会社で取引できる「ワンストップショップ」という楽天証券のメリットを最大限に活用するなら、最初から「総合口座」を開設するのがおすすめだ。

 総合口座があれば、総合口座の開設が必須の「楽天CFD」だけでなく、楽天証券で取り扱うすべての商品を取引できるようになるし、総合口座の開設時に「楽天FX」の同時開設も申し込むことができる。「FX専用口座」を開設したあとに、総合口座へ切り替えることも可能だが、少しでもFXやCFD以外の商品にも興味があるなら、初めから総合口座の開設を検討してほしい。

 なお、楽天証券の総合口座は、運転免許証か個人番号カード(マイナンバーカード)があれば、スマホのカメラ機能を利用した「スマホで本人確認」による申し込みがおすすめ。早ければ、申し込んだ翌営業日には口座開設が完了するので、「楽天MT4CFD」などの取引したい各種金融商品の口座も、すぐに追加で開設を申し込むことができる。

楽天証券の口座開設の流れ

 一方、本人確認書類に運転免許証・個人番号カード以外のものを利用する、もしくはPCから本人確認書類を提出する場合、口座開設の完了までに申し込みからおよそ5営業日ほどかかるので注意が必要だ。


 以上、楽天証券「楽天MT4CFD」の特徴やおすすめポイント、取引できる銘柄に加え、「楽天CFD」との違い、楽天証券で取引するメリット、キャンペーン、口座開設方法などを紹介した。

 CFD単体のサービスも魅力的だが、やはり楽天証券の最大の特徴は、国内の証券会社の中でトップクラスを誇る豊富な取扱商品、楽天経済圏のメリットを受けることができる各種連携サービス、大手総合証券の信頼性の高さなどにあるといえるだろう。

  まだ楽天証券に口座がない人はもちろん、すでに楽天証券に口座を持っているものの、CFDの口座は未開設という人は、昨今、注目の株式市場やコモディティ市場での投資チャンスを見逃さないために、あるいは、よりバランスの良いポートフォリオを構築するために、「楽天MT4CFD」や「楽天CFD」での取引を、ぜひこの機会に検討してほしい。CFDのバラエティ豊かな取引銘柄やMT4による分析・取引手法の選択肢が広がりが、トレード環境のさらなる充実に一役買ってくれそうだ。

(ザイFX!編集部・堀之内智)

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