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田向宏行式 副業FXのススメ!

ユーロ/米ドルが下げるには、6月足半値1.15ドル台半ばを
割る必要。米ドル/円は4月足高値150.48円超えで上昇の
可能性。8月の関税実施前に少し長めの戦略を考えておく

2025年07月22日(火)17:05公開 (2025年07月22日(火)17:05更新)
田向宏行

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オンライン交流会開催のお知らせ】

 田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します! 開催日時は、8月1日(金)20時30分からで、参加できるのは本日7月22日(火)までにメルマガ購読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)

 7月19日(土)の交流会は40名以上がご参加され、パウエルFRB議長解任に絡むトランプ大統領の発言もあり、足もとは応用力が問われる相場だったことなどが話題に。メルマガでは配信していない通貨ペアの質問、相談やチャート分析も、画面に表示しながら随時行っています。

 7月末の平日に予定していた臨時オンライン交流会は見送り、次回は8月16日(土)に定例のオンライン交流会を開催します。


7月の米ドル相場が比較的狭い値幅で膠着する可能性があることは、先々週のコラムのチャート分析どおり

先々週の当コラムでお伝えしたように、本年(2025年)1月から続いてきた米ドル売りの動きは、いったん停滞しています。

【※関連記事はこちら!】
米ドル相場は7月足に注目! 年初からの米ドル売りは7/1に止まったが、6月高値超えまで米ドル買い優勢にならず。8/1まで関税交渉の可能性もあり、米ドルは動きにくい(7月8日、田向宏行)

 このコラムでもお伝えしていますが、私は7月の動きに注目していて、7月の米ドル相場が小さな調整相場になれば、8月以降の動きで大きな動きが出る可能性を考えています。

 これは拙著『1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX(改訂版)』の3章に書いている相場のしくみであり、メルマガのオンライン交流会で、会員の皆さんにご説明していることでもあります。

 主要ドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)の7月は、ほぼ7月1日(火)か、7月1週目に米ドル売りのピークをつけていて、そこから先週末までは米ドル買いでした。

 この点は先週、先々週のコラムで表示している月足チャートを参照して頂けると、変化がわかりやすいと思います。

【※関連記事はこちら!】
米ドル売りは「7月がピーク」がシンプルなチャートの見方。テクニカルもファンダメンタルズも組み合わせは無数。ダウ理論のような基礎を身に着け、迷いを断つのが大事(7月15日、田向宏行)

ユーロ/米ドル&英ポンド/米ドル&豪ドル/米ドル&ニュージーランドドル/米ドル&米ドル/スイスフラン 月足

(出所:TradingView

 この7月に始まった米ドル買戻しの動きは、先週7月16日(水)に突如、トランプ大統領がパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の解任を試みるような動きをしたため、迷い始めています。

 原因が何であれ、7月の米ドル相場が比較的狭い値幅で膠着する可能性があることは、先々週のコラムでチャート分析を基に書いたとおりで、想定どおりということになります。

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ユーロ/米ドルが下げるには1.15ドル台半ばを割る必要があり、ここが今月後半から来月にかけての注目点

 こうした想定を裏付けるように、ユーロ/米ドルは7月1日(火)高値1.1829ドルから7月17日(木)安値1.1550ドルまで下げていますが、そこから少し上に戻し始めました。

 この1.15ドル台半ばは、7月14日(月)のメルマガでお伝えしたレベルで、ここには6月足の半値1.1566ドルがあります。

 このため、ユーロ/米ドルの売り手は、いったんこの付近で利確を考えますし、下げたところを買おうと考える人は、この付近で買い仕掛けしやすいレベルと思われます。

ユーロ/米ドル 日足
ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView

 このため、ユーロ/米ドルが下げるためには、1.15ドル台半ばを割る必要があり、ここが今月後半から来月にかけての注目点となりそうです。

 ただそれでも、ユーロ/米ドルは月足週足日足のダウ理論がまだ上向きなので、6月足半値1.1556ドルを割り、1.1453ドルにある日足レンジ下限を割らないと、日足レベルですら下向きになりません。

 この動きが起こるとしても8月になってからの可能性があり、7月8日(火)のコラムで書いたように、7月足は、この日足レンジ内で終わる可能性があります。

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米ドル/円は4月足高値150.48円を上抜けると、上昇の可能性が高まる

 一方、米ドル/円は月足レンジの中に週足レンジがあり、その中に日足レンジがあります。つまり月足レベルで膠着していて、方向感がありません

 このため、たまたまヘッドラインなどで買い手が増えれば上昇しますし、同様に売り手が増えれば下落します。

 ただ、日足レンジは上向きに更新してきているので、月足ではらみ線になっている4月足高値150.48円を上抜けると、週足レンジ上限に接近しそうですし、上昇の可能性が高まります。

米ドル/円 月足
米ドル/円 月足チャート

(出所:TradingView

 こうしたチャートの動きは、どのような理由で動くかはわかりません。

 そもそも相場が何らかの理由で動くと考えるのは、シンプルでわかりやすいですが、現実の値動きがそんなに単純なはずはありません。膨大な市場参加者が1つや2つの理由で同じように動くと考えること自体に無理があると思うからです。

 すると、今回のコラムでお伝えしたように、相場が動き出すだろうと思われる値段付近にあらかじ注文を置いておけば、相場の動きに合わせてその値段に到達すると、トリガーが引かれて一気に動きやすくなりますし、自分たちも多数派に乗れる可能性が高まります。

 7月中が米国と各国の関税交渉の期限とされていて、8月からトランプ関税が実施となれば、相場が反応する可能性がありそうです。
その前の7月の間に、少し長めの戦略を考えておくのもいいのではないでしょうか。


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 FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。

 さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施しています! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。

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