【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します! 開催日時は、7月19日(土)20時30分からで、参加できるのは7月9日(水)までにメルマガ購読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
今回は主要ドルストレートで米ドル売りの流れが変わりつつある一方、米ドル/円は方向感がないままということなどが話題となりそうです。
次回は平日参加希望の方向けの臨時オンライン交流会を、7月末に開催予定です。日程が決まり次第、こちらでお伝えします。
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主要ドルストレートの多くで、米ドル売りが7月1日にピークをつけ、その後は米ドルが買い戻されている
7月に入り、米ドルの動きが少し変わってきているのかもしれません。
先週の当コラムでお伝えしたように、主要ドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)は7月1日(火)、またはその週に米ドル売りのピークをつけていて、その後は米ドルが買い戻されています。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル相場は7月足に注目! 年初からの米ドル売りは7/1に止まったが、6月高値超えまで米ドル買い優勢にならず。8/1まで関税交渉の可能性もあり、米ドルは動きにくい(7月8日、田向宏行)
ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルは7月1日(火)高値を上抜けていませんし、豪ドル/米ドルは7月1日(火)高値0.6590ドルを7月10日(木)に上抜けて、7月11日(金)高値0.6594ドルまで4pips上昇していますが、ここが当面のピークです。米ドル/スイスフランも7月1日(火)安値が底で、米ドル売りのピークになっています。

なお、米ドル/円は4月から月足がはらみ線になっていて方向感がなく、いわば蚊帳の外です。

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テクニカルもファンダメンタルズも組み合わせは無数。ダウ理論のような基礎がないと、自分にとって正しい選択かを検証できない
米ドル売りのピークということは、そこから米ドル売りが続いていないということです。
金融市場は売り手と買い手で値が決まりますから、売りが続かなければ、買い戻しが起こりやすくなります。
ただし、まだ米ドルの動きは大きく変化していません。それでも小さなチャートの変化を見つけてうまく乗れると、大きな利益につながりやすいのが相場取引です。
私のメルマガでは、ダウ理論の基礎を理解している方向けの応用編として、ユーロ/米ドルは1.17ドル台での売り戦略、米ドル/円は145円台の買い戦略をお伝えしています。
ただし、応用編とお伝えしているように、より短い時間軸や変化を捉えるには、チャート分析だけでなく、資金管理やリスクコントロール、またはピラミッディングなどさまざまな取引技術を使うことになります。
ちなみに、FXやダウ理論初心者向けの基礎編は、値動きや売り買いの仕掛けポイントはもちろん、動かない相場でポチポチしないメンタルの持ち方など、相場取引で利益を狙うための基本的なことをお伝えしています。
ファンダメンタルズに比べて、チャートは簡単そうに見えるかもしれませんが、チャートを使うとしても、時間軸とテクニカル指標の選択で、この組み合わせは天文学的になってしまいます。つまり、答えがないという点では、ファンダメンタルズと同じになってしまいます。
テクニカルでもファンダメンタルズでも、組み合わせや可能性が無数にあり、普遍性がないということは、ダウ理論のような基礎がないと、どれが自分にとって正しい選択だったかを検証することもできません。よって、どれだけ時間をかけても、何年やっても、結果が出せないことになりかねないので、結果は運次第です。
このため、個人投資家がトレードで利益を得るために大切なのは、迷いを断つことだと思います。
個人投資家は、自分の感情(=いわゆるメンタル)を含め、できるだけ迷わずに相場判断することが大事です。迷いは、次の迷いを生みますし、利益が出ても結果に疑念を生みます。もちろん、迷った結果として損をすることもあります。
だから、迷う要因はできるだけ減らす方がいいと考えているわけです。
こうしたことから、できるだけシンプルにチャートを見る力を養うことが大事だと思っていますが、そのような視点で月足チャートを見ると、先週のコラムのとおり、少し米ドルの動きが違ってきているように思います。
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米ドルは7月の動きに注目! 関税によるインフレや債券発行、夏季休暇などの要因で、ひとまず米ドル売りを巻き戻しているのかも
7月に入り、おそらく、関税による米国の物価上昇をマーケット参加者が気にし始めている結果ではないかと思っています。これは今年(2025年)1月のトランプ大統領就任前の動き、つまり昨年(2024年)後半の動きに戻っているのかもしれません。
また、トランプ大統領は7月にOBBB法案(※)を議会で成立させました。これにより米国は今後大きな債券発行をするはずです。
(※OBBB法案とは、トランプ政権による減税や歳出削減、債務上限引き上げなどをまとめた「One Big Beautiful Bill Act(大きく美しい1つの法案)」のこと)
となると、関税によるインフレで米ドルが買われるのか、債券発行による米ドルの下落になるのか、この辺について市場参加者に迷いが生じてきた結果、ひとまずこれまでの米ドル売りポジションを少し巻き戻し始めたのかもしれません。
なお、市場参加者はそろそろ夏休みに入ります。もちろん交代して休むでしょうが、こうした休暇前のポジション調整も起こりやすい時期です。
こうしたチャートの示す現実、そしてトランプ政権の動向を含めて考えると、先週のコラムで書いたように、7月の動きが注目となりそうです。
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FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施しています! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
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