本日の為替相場の焦点は、『米国の雇用統計の発表』と『NYダウの動向』、そして『週末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率」
・「米)ISM非製造業景況指数」
・「米)製造業受注指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「ス)消費者物価指数」
・「英)サービス業PMI」
・「欧)小売売上高」
・「加)失業率&雇用ネット変化」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「欧)トリシェECB総裁の発言」
・「週末要因」
・「ECB政策金利&声明発表&総裁の会見明けとなる点」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融市場のリスク許容度」
・「朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「金融当局者や要人による発言」
・「年末に向けて市場参加者が徐々に少なくなる時期である点」
などの要因に注意。
★★★
週末金曜日。
本日の「米国の経済指標」は、「雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率」がメイン。
その他、「ISM非製造業景況指数」と「製造業受注指数」への注目度も高い。
「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。
直近の為替相場は、先月に行われた「FOMC」及び「米・雇用統計」の結果発表後から強まった「ドルの買い戻し」や、「欧州の財政・金融・信用不安」再燃での「ユーロ売り」及び「リスク回避の流れ」の行方が最も重要な要因となっている。
更に、先週は、北朝鮮による韓国への砲撃で「朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク」も相場を変動させるテーマとなった。
本日は、キング・オブ・経済指標である「米国の雇用統計」の発表が一番の注目材料。
この結果とその後の金融市場の流れ次第では、今後の為替相場の方向性が一変することも十分に有り得る。週末要因と共に最大限に注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・16時30分:欧)トリシェECB総裁の発言
→言及次第
・17時15分:ス)消費者物価指数
・18時28分:英)サービス業PMI
→結果によるポンドへの影響は意外と大きい
・19時00分:欧)小売売上高
→相場の気分次第
・21時00分:加)失業率&雇用ネット変化
→結果によるカナダドルへの影響は非常に大きい
・22時30分:米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率
・24時00分:米)ISM非製造業景況指数
・24時00分:米)製造業受注指数
→2つの時間に3種類の経済指標。メインはやはり、雇用統計。相場の流れはこの結果とその後の流れ次第でどちらにでも転がり得る。ISM非製造業の結果による相場へのインパクトも大きいが、今回は加速装置と考えた方がいいだろう
【今週の為替相場の注目材料スケジュールと焦点(ドル中心)】
11月29日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国が感謝祭・ブラックフライデー明けとなる点
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク
▼週末に米国の雇用統計の発表を控える点
▼米国を中心とした主要経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)
▼米国の長期金利
▼金融当局者や要人による発言
▼米国のクリスマス商戦・年末商戦の状況
▼11月・月末及び12月・月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策
▼11月が多くのヘッジファンドの決算月となる点
▼ECB理事会の結果及びトリシェECB総裁の会見
▼年末に向けて市場参加者が徐々に少なくなる時期である点
▼FRBによる追加金融緩和観測
▼金や原油などの商品市場
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12月3日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ECB政策金利&声明発表&総裁会見明け ・週末金曜日 |
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16:30 | 欧)トリシェECB総裁の発言 | ○ | 要人発言 | ||||||||
17:15 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | +0.5% | |||||||
+0.1% | +0.2% | ||||||||||
17:53 | 独)サービス業PMI【確報値】 | × | 58.6 | 58.6 | |||||||
17:58 | 欧)サービス業PMI【確報値】 | × | 55.2 | 55.2 | |||||||
18:28 | 英)サービス業PMI | ◎ | 53.2 | 53.2 | |||||||
19:00 |
欧)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | +0.2% | -0.2% | |||||||
+1.0% | +1.1% | ||||||||||
21:00 | 加)失業率 | ◎ | 7.9% | 7.9% | |||||||
↑・雇用ネット変化 | +1.98万人 | +0.30万人 | |||||||||
22:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | +15.0万人 | +15.1万人 | |||||||
↑・失業率 | 9.6% | 9.6% | |||||||||
24:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | S | 54.8 | 54.3 | |||||||
米)製造業受注指数 | BB | -1.2% | +2.1% | ||||||||
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ユーロドルがメイン
米・雇用統計発表直後の変動がメイン
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