12月2日(木)■『NYダウの動向』と『明日に米国の雇用統計の発表を控える点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『NYダウの動向』と『明日に米国の雇用統計の発表を控える点』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)中古住宅販売保留件数指数」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「豪)貿易収支」
・「豪)小売売上高」
・「ス)第3四半期GDP」
・「ス)実質小売売上高」
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・「欧)ECB政策金利＆声明発表＆総裁の会見」
・「ベージュブック(米地区連銀経済報告)公表明けとなる点」
・「12月・月初要因」
・「明日に米国の雇用統計の発表を控える点」
・「ドル買いorドル売りの方向性」
・「欧州の財政・金融・信用不安」
・「金融市場のリスク許容度」
・「朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「中国の景気動向及び金融政策」
・「金融当局者や要人による発言」
・「年末に向けて市場参加者が徐々に少なくなる時期である点」
などの要因に注意。

★★★

「ベージュブック(米地区連銀経済報告)」公表明け。
本日は、「ECB政策金利＆声明発表＆総裁の会見」が行われ、明日に「米国の雇用統計」の発表を控える。

本日の「米国の経済指標」は、「週間新規失業保険申請件数」と「中古住宅販売保留件数指数」がメイン。

「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連性が高い。

直近の為替相場は、先月に行われた「FOMC」及び「米・雇用統計」の結果発表後から強まった「ドルの買い戻し」や、「欧州の財政・金融・信用不安」再燃での「ユーロ売り」及び「リスク回避の流れ」の行方が最も重要な要因となっている。
更に、先週は、北朝鮮による韓国への砲撃で「朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク」も相場を変動させるテーマとなった。

本日は、「ECB政策金利＆声明発表＆総裁の会見」他、「注目度の高い経済指標」も複数発表されるが、なんと言っても明日にキング・オブ・経済指標である「米国の雇用統計」を控える点が一番の注目点。ビッグイベント直後に控えての思惑やポジション調整による変動に注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・09時30分：豪)貿易収支
・09時30分：豪)小売売上高
→結果での豪ドルへの影響は非常に大きい

・15時45分：ス)第3四半期GDP
・17時15分：ス)実質小売売上高

・21時45分：欧)ECB政策金利＆声明発表
→反応は限定的

・22時30分：欧)トリシェECB総裁の記者会見
→未知数。金融政策以外にも欧州不安に関する発言でも動く可能性あり

・22時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・24時00分：米)中古住宅販売保留件数指数
→2つの時間に2種類の経済指標。どちらも注目度も発表での影響度も大きいが、明日に米・雇用統計を控えて、恣意的な動きになりやすいか。発表内容ヨリも、米・雇用統計を控えての思惑やポジション調整での変動に注意したい。前日に暴騰したNYダウの動向も重要


【今週の為替相場の注目材料スケジュールと焦点(ドル中心)】

11月29日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国が感謝祭・ブラックフライデー明けとなる点
▼ドル買いorドル売りの方向性
▼欧州の財政・金融・信用不安
▼金融市場のリスク許容度
▼朝鮮半島の情勢緊迫化による地政学的リスク
▼週末に米国の雇用統計の発表を控える点
▼米国を中心とした主要経済指標
▼米国を中心とした株式市場
▼ベージュブック(米地区連銀経済報告)
▼米国の長期金利
▼金融当局者や要人による発言
▼米国のクリスマス商戦・年末商戦の状況
▼11月・月末及び12月・月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策
▼11月が多くのヘッジファンドの決算月となる点
▼ECB理事会の結果及びトリシェECB総裁の会見
▼年末に向けて市場参加者が徐々に少なくなる時期である点
▼FRBによる追加金融緩和観測
▼金や原油などの商品市場

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12月2日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・ベージュブック(米地区連銀経済報告)公表明け ・明日に米国の雇用統計の発表を控える
08:50		日)マネタリーベース	×	-	+6.4%
09:30		豪)貿易収支	○	+20.00億	+17.60億
		豪)小売売上高	◎	+0.4%	+0.3%
14:30		日)西村日銀副総裁の発言	×	要人発言
15:45		ス)第3四半期GDP [前期比/前年比]	○	+0.5%	+0.9%
				+3.1%	+3.4%
17:15		ス)実質小売売上高	○	-	+3.8%
18:00		南ア)Naamsa自動車販売	×	-	+22.2%
18:28		英)建設業PMI	△	51.3	51.6
19:00		欧)第3四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比]	△	+0.4%	+0.4%
				+1.9%	+1.9%
		欧)生産者物価指数 [前月比/前年比]	×	+0.3%	+0.3%
				+4.3%	+4.2%
21:45		欧)ECB政策金利＆声明発表	○	1.00% 据え置き	1.00% 据え置き
22:30		欧)トリシェECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		米)週間新規失業保険申請件数	AA	42.4万件	40.7万件
24:00		米)中古住宅販売保留件数指数 [前月比/前年比]	A	-0.9%	-1.8%
				-	-24.9%
		独)ウェーバー独連銀総裁の発言	△	要人発言
26:20		米)プロッサー：フィラデルフィア連銀総裁の発言	B	要人発言
26:30		米)ブラード：セントルイス連銀総裁の発言	B	要人発言
28:00		米)デュークFRB理事の発言	B	要人発言
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

明日に米・雇用統計を控えるため、見送り

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明日に米・雇用統計を控えるため、見送り

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