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ポール・サイ
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井上義教さんがチャートリーディング(2)
米ドル/円は買い! そのワケは?

2010年12月02日(木)16:19公開 (2010年12月02日(木)16:19更新)
ザイFX!編集部

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

「井上義教さんがチャートリーディング(1) 陽線が出た翌日は陽線が出やすいのか?」からつづく)
 

 苦笑しながらも井上さんが挙げてくれたのが、米ドル/円。チャートを見ながら説明してくれた。
米ドル/円 日足(クリックで拡大)

■長期移動平均線を上抜けた米ドル/円は買い!

 「マーケットのすう勢をみるためには、為替レートと長期の移動平均線の関係が重要。

 で、その観点で見てみると、6月以降継続して長期移動平均線の下側で推移していた為替レートが、ここに来てようやく長期の移動平均線を上方に突き抜けたのがわかりますか?」

 わかります!

 11月18日頃に上方に抜け、その後ややもたついていたものの、11月24日には鮮明に上方へ突き抜けている。

 「しかも、11月26日には、過去1週間の戻り高値を一気に上抜け、とても力強い形状となっています。あの本(『FXチャートリーディングマスターブック』)にも書きましたが、このようにレジスタンスを上方に抜けた際には、素直に買いでついていくべきなのです」

 なるほど!

 ちなみに、対円で買えそうな通貨は米ドル/円以外には見当たらず、ユーロ/円は円高方向、豪ドル/円や英ポンド/円は方向感が見出せないとのこと。残念。米ドル/円だけじゃなぁ……。

 あ、そうだ、ユーロ/米ドルなんてどうでしょ? 世界ではこのペアが一番取引が大きいって言うじゃないですか。僕もそろそろメジャーデビューしようかなって(←わけわからん)。

■MACDのダイバージェンシーが示すもの

 「残念ながら、ユーロ/米ドルは下値模索の可能性が高そうですね。それを説明するために、このチャートの下にMACDを加えてみましょう」

 MACD……。あ、その説明も、にあったなあ……。
ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)

 「ローソク足と移動平均線でマーケットのすう勢は大方わかりますが、そこにMACDやストキャスティクス、あるいはボリンジャーバンドを組み合わせると、もっと確かな相場観が作れます。

 特に、MACDやストキャスティクスは利益確定の判断をするときにとても有効な指標なのです。

 さて、上のユーロ/米ドルのチャートを見てもらうと一目瞭然ですが、10月14日と11月4日の高値を比較すると、11月4日の方が高くなっているのに、MACDの山の高さは低くなっています。典型的なダイバージェンシーの発生です」

 ダイバージェンシーとは日本語では「逆行現象」と訳されることが多い(また、ダイバージェンスと呼ばれることもある)。

 これは要するに実際の値動きが直近の高値を更新(あるいは安値を更新)しているのに、MACDやストキャスティクスなどのテクニカル指標が高値を更新(あるいは安値を更新)していないというように、値動きと指標の動きが「逆行」している現象をいう……と、井上さんから教わりました。

 「ダイバージェンシーが起きている場合、マーケットは調整局面を迎えることが多いのですが、それに輪をかけて11月23日に大きな陰線が出現して、それまでの安値を一気に更新しました。

 こうした形になると、買い方の意気消沈は明らかで、これまでのユーロ高の展開から一転、売り方優位の展開になりそうです。まさに攻守交替といった印象を受けます」

■当面買ってはいけないユーロ/米ドル

 あちゃー。じゃあユーロ/米ドルは買ってはいけませんか? の質問に、井上さんは「当面ダメだと思います」とキッパリ。

 実際、この原稿を書いているのは11月27日だが、チャートをご覧いただければおわかりのとおり、11月4日の時点でダイバージェンシーが完成しているのがよくわかる。

 ダイバージェンシーの見方についても、あの(もう、おわかりですよね)にはしっかり書いてあります。どうです? けっこうタメになりそうでしょ。

 記者みたいな“にわかトレーダー”でも、あののおかげで結構チャートが読めるようになりました。

 ましてやみなさんだったら、もっともっと「なるほど!」と膝を打つこと請け合いのコツや秘訣がいっぱい書いてあります。ぜひ、お近くの書店で、まずは手に取ってみてくださいな。

 あ、最後に前回の記事で出したクイズの答えを。

 答1:圧倒的に終値
 答2:そうした傾向は過去データからは見られない
 答3:売り買いの平均コスト


 なんでそうなのかは、これまたあの本、『FXチャートリーディングマスターブック』にきちんと書いてありますよ!

(取材・文/原田康行 撮影/堀内慎祐)
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