ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

太田忠
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
FXトレーダー(FX投資家)の取引手法を公開!

テクニカルのプロが語る「介入があっても
米ドルを買ってはいけないワケ」

2010年10月06日(水)16:28公開 (2010年10月06日(水)16:28更新)
ザイFX!編集部

ザイFX限定!口座開設&取引で5000円もらえる! トレイダーズ証券みんなのFX

■時間稼ぎの手段として介入せざるをえない事情とは?

 時の経つのは早いもので、約6年半ぶりに行われた政府・日銀の為替介入から早くも20日が過ぎようとしている。介入が実施された9月15日、82円台に突入していた米ドル/円は介入後、一気に円安に向かい、介入2日後の9月17日には85.94円まで上昇した。

 ただ、その後はまたずるずると円高方向に下げており、この原稿を執筆している10月4日の時点では一時、83.20円割れとなった。

 もし、9月16日の記者会見で仙谷官房長官が言及してしまったように、82円台突入が介入のシグナルだとすれば、その防衛線ともいえる83円ラインに刻一刻と近づいているわけだ。当然、次の疑問がわいてくる。果たして、2度目の介入はあるのか?
(クリックで拡大)
(チャート提供:サイバーエージェントFX

「あると思います」

 こう語るのは、元・大和銀行(現りそな銀行)チーフディーラーの井上義教さん。「半年で成果がなければ席もない」と言われるほど厳しいディーリング業務に10年以上も携わり、為替・債券・スワップ市場で常に結果を出し続けてきた。

 現在は、FX取引会社や証券会社にシステムトレードやテクニカル分析などのウェブコンテンツを提供する(株)オスピスの取締役兼チーフアナリストを務める傍ら、投資セミナーや執筆活動を通じて個人投資家への啓蒙活動も積極的に行っている。

「市場は菅内閣の政策を催促する動きに出ている」と、井上さんは直近の動きを分析する。

 「菅内閣は『雇用を守る』とか『円高を止める』と言っているが、そのための有効な政策が打ち出されていないじゃないか、早くちゃんとやりなさいと市場は催促しているんです」

 しかし、政策をまとめ上げるには時間がかかる。そこで政府はやかましい市場をとりあえず黙らせようとする動きに出た。それが先般の為替介入だったわけだが、焦る政府を見透かすように市場はまた為替を円高方向に戻してきた。

 けれど、依然として政策はまとまっていない。こうなれば、再度、政府は介入する、いや介入せざるを得ない……井上さんが「介入は1回ではすまないだろう」と推測する理由だ。

■介入効果は限定的に。安易なドル買いは大ヤケドのもと

 では、再度の介入があるとして、今度もまた、9月15日のような大きな値動きになるのだろうか? 井上さんは首を横にふる。

 「過去の経験から推測すると、最大で9月15日の値動きの3分の2程度でしょう。もっと小さいかもしれません。市場が慣れてくるんです、介入に」

 しょせん為替介入は、本格的な政策をまとめて実行するまでの間の時間稼ぎの手段でしかない、と井上さん。

 「政府・日銀はこれまで何度も介入して、何十兆円もつぎ込んできましたが、円高は止められなかった。今度もそうなります。為替レートの最終的な落ち着きどころに関しては、介入は影響を与えないのです」

 だからこそ、二匹目のドジョウよろしく再度の介入を当て込んで、あるいは確たる根拠もない値頃感での「安易な米ドル買いはまったくよろしくない!」と、井上さんは一刀両断する。

 「ごくごく超短期のトレードを行っていて、なおかつよほど機敏に動ける人は別ですが、一般的な個人投資家のレベルなら、ここはじっくりドル売りに徹すべきです」

 なぜならチャートが歴然とそれを物語っていると、井上さんは力説する。

■すべての移動平均線が下向きに!

 「何も難しいテクニカル分析をする必要はありません。ローソク足と移動平均線だけでいい。その2つを見れば、米ドル/円相場で取るべきトレードは自ずと決まります
(クリックで拡大)
(チャート提供:サイバーエージェントFX

 まず移動平均線。上のチャートでは75日線が長期線、25日線が中期線、5日線が短期線となっているが、これは実は、それぞれ約3カ月、1カ月、1週間でみた場合の売り買いの平均コストを表しているのだと、井上さんは説明する。

 で、こうした線より為替レートが上にあれば、米ドルを買っている人は評価益を抱えることになるのだとも。しかし、現実は真逆だ。

 「7月以降、為替レートは、長期ならびに中期の移動平均線よりも下にあり、短期線より下にある場合が多い。介入後に短期の移動平均線は一時的に上向きましたが、すぐにまた下向きになりました。

 ということは、円を売って米ドルを買っている人はそれだけ評価損を抱えていることになる。つまり、買い方は不利な状況が続いているのです」

 ローソク足にもご注目を。7月にすべての移動平均線が下向きになってから、何回も何回も下値を切り下げてきている。

 「明らかに下落トレンドが発生しています。値段が下がってきている時は下がる方にいきやすいのです。これを見るだけで、米ドルを売っていく方が儲かりやすいというのは自明の理なのです」

 コロンブスの卵ではないが、タネを明かされると「なーんだ、そんなことか!」と呆れた人もいるかもしれない。そういう人に質問を。あなたはこれまでこうした視点でローソク足と移動平均線を見ていましたか?

■ローソク足と移動平均線で市場の動きは80%わかる

 投資セミナーなどで個人投資家と接することの多い井上さんは、個人投資家のチャートの見方やトレードの仕方には大いに問題があると思っている。

 「ダブルトップなどのチャートの形状には注目しても、ローソク足単体には関心がない。ゴールデンクロスやデッドクロスは尊重しても、移動平均線の向き自体には目もくれない。

 で、押し目買いと称して、値が下がったところで値上がり方向に賭けるといった逆張りを行う。これでは儲かるほうが不思議でしょう」

 井上さんという為替のプロが実践し、勝ち続けてきたチャートの読み方は実にシンプルかつ合理的なのだが、それを知る個人投資家はいない。これはあまりに残念。というわけで、井上さんは本を出すことにした。

 それが、この9月30日に発売された『FXチャートリーディングマスターブック』(ダイヤモンド社)だ。
→Amazon.co.jpで『FXチャートリーディングマスターブック』を見る

 「この本に書きましたが、実はローソク足と移動平均線だけで、市場の動きの80%は予測可能なのです」

 もちろん、細かな売買タイミングを調べるためにはMACDとかストキャスティクス、あるいはボリンジャーバンドといったテクニカル指標も役立つが、基本はあくまでもローソク足と移動平均線だと井上さん。

 「普通すぎて見逃しがちなこの2つにもっともっと注目してほしい、そこに秘められたパワーを見逃さないでほしい。そんな想いで書きました」

 300ページとちょっと分厚いが、それも道理で、米ドル/円のほか、ユーロ/円やユーロ/米ドルなど実際のチャートをふんだんに用いながら、少し先の為替の値動きを予測する極意をやさしく解説しているのだ。

 実践的で具体的。きっとあなたのトレードにスグ役立つノウハウが見つかると思う。書店で見かけたら、ちょっと手にとって読んでみてはいかがだろうか。

(取材・文/原田康行 撮影/堀内慎祐)
【2023年2月6日時点】

FX初心者におすすめのFX会社はココだ!

■少額から取引できる「最低取引単位が小さいFX会社」!

◆SBI FXトレード⇒詳細ページへ

最低取引単位 スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
1通貨 0.18銭 0.48銭 0.38pips 34ペア
※2022年12月1日(木)7時00分~2022年12月31日(土)6時30分における、スプレッド提示率がもっとも高かった水準
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの公式サイトはこちら

◆松井証券「MATSUI FX」⇒詳細ページへ

最低取引単位 スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
1通貨 0.2銭原則固定 0.5銭原則固定 0.4pips原則固定 20ペア
※スプレッドは成行(ストリーミング)注文に適用される水準。それ以外の注文方法では、通貨ペアによってはスプレッドの水準は異なる
【松井証券「MATSUI FX」の関連記事】
■松井証券「MATSUI FX」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼松井証券「MATSUI FX」▼
松井証券「MATSUI FX」の公式サイトはこちら

◆マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」⇒詳細ページへ

最低取引単位 スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
100通貨 0.0銭原則固定 0.0銭原則固定 0.1pips原則固定 21ペア
※1万通貨までの注文量に適用されるスプレッド。ユーロ/米ドルは、2023年2月28日までのキャンペーンスプレッド
【マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」の関連記事】
■マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」▼
マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」の公式サイトはこちら

■スプレッドが狭くて「取引コストが安い、おすすめのFX会社」!

 米ドル/円

◆SBI FXトレード⇒詳細ページへ

スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数 最低取引単位
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
0.18銭 0.48銭 0.38pips 34ペア 1通貨
※2022年12月1日(木)7時00分~2022年12月31日(土)6時30分における、スプレッド提示率がもっとも高かった水準
【SBI FXトレードの関連記事】
■「SBI FXトレード」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの公式サイトはこちら

◆GMOクリック証券「FXネオ」⇒詳細ページへ

スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数 最低取引単位
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
0.2銭原則固定 0.5銭原則固定 0.4pips原則固定 20ペア 1000通貨
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを 解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比 較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら

◆ゴールデンウェイ・ジャパン⇒詳細ページへ

スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数 最低取引単位
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
0.1銭原則固定 0.3銭原則固定 0.2pips原則固定 29ペア 1000通貨
※ユーロ/円は、2023年2月28日までのキャンペーンスプレッド
【ゴールデンウェイ・ジャパンの関連記事】
■ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF GX-FX」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
■ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼ゴールデンウェイ・ジャパン▼
ゴールデンウェイ・ジャパンの公式サイトはこちら
 ユーロ/米ドル

◆ヒロセ通商「LION FX」⇒詳細ページへ

スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数 最低取引単位
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
0.2銭原則固定 0.4銭原則固定 0.3pips原則固定 51ペア 1000通貨
※米ドル/円、ユーロ/円は、日本時間10時~翌28時までの時間帯に適用されるスプレッド
【ヒロセ通商「LION FX」の関連記事】
■ヒロセ通商「LION FX」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼ヒロセ通商「LION FX」▼
ヒロセ通商「LION FX」の公式サイトはこちら

◆JFX「MATRIX TRADER」⇒詳細ページへ

スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数 最低取引単位
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
0.2銭原則固定 0.4銭原則固定 0.3pips原則固定 38ペア 1000通貨
※米ドル/円、ユーロ/円は、日本時間10時~翌28時までの時間帯に適用されるスプレッド
【JFX「MATRIX TRADER」の関連記事】
■「JFX「MATRIX TRADER」」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼JFX「MATRIX TRADER」▼
JFX「MATRIX TRADER」の公式サイトはこちら

◆外為どっとコム「外貨ネクストネオ」⇒詳細ページへ

スプレッド(取引コスト) 通貨ペア数 最低取引単位
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/米ドル
0.2銭原則固定 0.4銭原則固定 0.3pips原則固定 30ペア 1000通貨
※日本時間9時~翌27時までの時間帯に適用されるスプレッド。スプレッドはすべて例外あり。ユーロ/円・ユーロ/米ドルは、2023年3月4日までのキャンペーンスプレッド
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリットのほか、「スプレッド」や「スワップポイント」「取り扱い通貨ペア数」などをまとめて紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら

※本コンテンツの調査対象は法人口座ではなく、すべて個人口座となっています。
※サービス内容は当社が独自に調査したものです。正確な情報を提供するよう努めておりますが、詳細は各FX会社にお問い合わせください。

FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
キャンペーンおすすめ10 ザイ投資戦略メルマガ jfx記事
キャンペーンおすすめ10 ザイ投資戦略メルマガ jfx記事
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る