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• 2024年10月03日(木)23時05分 ポスト

  【ＮＹ為替オープニング】米9月ISM非製造業景況指数で消費動向を探る

  ●ポイント
  ・米・先週分新規失業保険申請件数：22.5万件（予想：22.1万件、前回：21.9万件←21.8万件）
  ・米・失業保険継続受給者数：182.6万人（予想：183.0万人、前回：182.7万人←183.4万人）
  ・野口日銀審議委員：利上げは極めて慎重に行うべきだ、時間的余裕ある
  ・石破首相、市場や金融関係者との意思疎通重要、投資大国実現へ＝メディア
  ・政府・日銀が共同声明に沿って緊密連携、日銀総裁が財務相と確認＝メディア
  ・独・9月サービス業PMI改定値：50.6（予想：50.6、速報値：50.6）
  ・ユーロ圏・9月サービス業PMI改定値：51.4（予想：50.5、速報値：50.5）
  ・英・9月サービス業PMI改定値：52.4（予想：52.8、速報値：52.8）
  ・ユーロ圏・8月生産者物価指数：前年比－2.3％（予想：-2.4％、7月：-2.1％）
  ・米・9月サービス業PMI改定値：55.2（予想：55.4、速報値：55.4）
  ・米・9月総合PMI改定値：54.0（予想：54.3、速報値：54.4）
  ・米・9月ISM非製造業景況指数（予想：51.7、8月：51.5）
  ・米・8月製造業受注（前月比予想：+0.1％、7月：+5.0％）
  ・米・8月耐久財受注改定値（前月比予想：0.0％、速報値：0.0％）
  ・シュミッド米カンザスシティー連銀総裁あいさつ（地域金融関連会合）
  ・カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁・ボスティック米アトランタ連銀総裁対談（包摂的経済）
  ・ベイリー英中銀「インフレが抑制された状態が続けば、金利引き下げでより積極的になる」
  ・加藤財務相「投機的な動向含め、為替市場の動向を緊張感を持って注視」

  3日のNY外為市場では米国の消費動向を探る上で米9月ISM非製造業景況指数や米9月サービス業PMI改定値に注目が集まる。連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ軌道を探るうえでシュミッド米カンザスシティー連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁がイベント参加予定で、発言に注目。

  パウエル議長が今週の講演で利下げを急いでいない姿勢を示したことを受け、大幅利下げ観測が後退。企業の雇用削減は緩やかなペースに依然とどまっていることも明らかになった。雇用統計の発表を4日に控え、米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数（9/28）は前週比6000件増の22.5万件と、前回の5月来の低水準となった21.9万件から予想以上に増加した。失業保険継続受給者数（9/21）は182.6万人。前回182.7万人から増加予想に反し、減少。雇用統計も緩やかな利下げペースを正当化する結果が予想され、ドルも底堅く推移する可能性がある。

  円は石破首相の発言を受けて年内の日銀の追加利上げ観測が後退し、円の軟調推移が継続か。日銀の野口審議委員は「利上げは極めて慎重に行うべきだ、時間的余裕ある」と発言。報道によると石破首相は経済政策の柱の一つに位置付けた投資大国の実現に向け市場や金融関係者との意思疎通が重要との考えを示したという。植田総裁、加藤財務相、赤沢経済再生担当が面会、政府・日銀が共同声明に沿って緊密連携することを確認したという。加藤財務相は株式や為替市場に関する発言は避けたが、「投機的な動向含め、為替市場の動向を緊張感を持って注視する」と言及。

  英中銀の積極的な利下げ予想に、ポンド売り圧力が強まると見る。ベイリー総裁は「インフレが抑制された状態が続けば、金利引き下げでより積極的になる」と言及。英9月サービス業PMI改定値は52.4と、予想外に速報値52.8から下方修正されたことも利下げペース加速の思惑を強めた。

  ・ドル・円は200日移動平均水準150円99銭

  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準1.0875ドル。

  ・ドル・円144円65銭、ユーロ・ドル1.1075ドル、ユーロ・円160円26銭、ポンド1.3290ドル、ドル・スイスは0.8480フランで寄り付いた。

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