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• 2024年10月25日(金)22時56分 ポスト

  【ＮＹ為替オープニング】米11月ミシガン大消費者信頼感指数やコリンズ米ボストン連銀総裁発言が相場材料に

  
  ●ポイント
  ・10月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く)：前年比－0.6％（予想：+1.7％、9月：+2.0％）
  ・8月景気動向指数・先行改定値（速報値：106.7）
  ・独・10月IFO企業景況感指数：86.5（予想：85.6、9月：85.4）
  ・米・9月耐久財受注速報値：前月比－0.8％（予想：-1.0％、8月：－0.8％←0.0％）
  ・米・9月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値：前月比＋0.4％（予想：-0.1％、8月：＋0.6％←+0.5％）
  ・米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値：前月比－0.3％（予想：0.0％、8月：-0.1％）
  ・カナダ・8月小売売上高（前月比予想：+0.5％、7月：+0.9％）
  ・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値（予想：69.1、速報値：68.9）
  ・コリンズ米ボストン連銀総裁座談会参加
  ・ブィチッチ・クロアチア国立銀行総裁「12月金利決定はどのような展開にもオープン」
  ・シムカス・リトアニア中銀総裁「50BPｓ利下げする根拠見当たらない」

  25日のNY外為市場では引き続き各国中銀の金融政策の行方を睨む展開が続く。
  本日は米11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値で消費動向を判断するほか、連邦準備制度理事会（FRB）が金融政策決定において、重要視している同指数の期待インフレ率に注目が集まる。期待インフレ率の低下基調が確認されると、年内の追加利下げが正当化され、ドル売りにつながる。さらに、米ボストン連銀のコリンズ総裁がイベント参加を予定しており、発言が相場材料となる。
  米商務省が発表した9月耐久財受注速報値は前月比－0.8％と、予想程落ち込まなかった。ただ、8月分は－0.8％へ下方修正された。民間航空機の不振が続いた。変動の激しい輸送用機器除く耐久財受注速報値は前月比＋0.4％と、8月＋0.6％から予想外のプラス。国内総生産（GDP）の算出に用いられる9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比－0.3％と予想外に3カ月連続のマイナスとなり、成長にマイナスに寄与する可能性が示唆され、11月連邦公開市場委員会（FOMC）での追加利下げを正当化すると見る。

  独10月IFO企業景況感指数は86.5と、9月85.4から予想以上に改善。欧州中央銀行（ECB）の50ベーシスポイントの利下げの思惑後退で、ユーロの買戻しが目立つ。ECBの数人の高官が大幅利下げをけん制。クロアチア国立銀行のブィチッチ総裁は「12月金利決定はどのような展開にもオープン」と言及。ドイツ連銀のナーゲル総裁やリトアニア中銀のシムカス総裁は大幅利下げに慎重姿勢を見せた。ただ、ドイツ連銀が同国の予想で、浅いリセッションで、年終盤もゼロ成長予想を示しており、利下げ軌道は変わらずで、ユーロの上値も限定的と見る。

  日銀は来週の会合で、金融政策を維持する見込み。年内の追加利上げ観測は根強く、円の下値は限定的と見る。

  ・ドル・円は200日移動平均水準151円42銭

  ・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準1.0870ドル。

  ・ドル・円151円80銭、ユーロ・ドル1.0823ドル、ユーロ・円164円45銭、ポンド1.2985ドル、ドル・スイスは0.8669フランで寄り付いた。

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