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• 2025年04月11日(金)23時03分 ポスト

  【ＮＹ為替オープニング】米ミシガン大消費者信頼感指数や期待インフレ率に注目

  ■注目ポイント
  ・トランプ米大統領、関税停止を90日以上に延長も
  ・中国、対米関税125％に引き上げ
  ・米・3月生産者物価指数：前月比－0.4％（予想：+0.2％、2月：＋0.1％←＋0％）
  ・米・3月生産者物価コア指数：前月比－0.1％（予想：+0.3％、2月：＋0.1％←－0.1％）
  ・米・3月生産者物価指数：前年比＋2.7％（予想：+3.3％、2月：＋3.2％）
  ・米・3月生産者物価コア指数：前年比＋3.3％（予想：+3.6％、2月：＋3.5％←＋3.4％）
  ・米　4月ミシガン大学消費者信頼感指数（予想：55.0、3月：57.0）
  ・欧・ユーロ圏財務相会合
  ・欧・EU非公式財務相理事会(12日まで)
  ・米・セントルイス連銀総裁が講演
  ・米・ニューヨーク連銀総裁が講演

  11日のNY外為市場では貿易戦争で、米資産売りが顕著にみられる。引き続き米国債相場を睨む展開。米国資産市場はトリプル安となっており、安全資産となる金や安全通貨スイスフラン買いつながっている。

  消費者物価指数（CPI）に加え、生産者物価指数（PPI）も燃料や食品価格の下落が奏功し、予想外に鈍化しており、連邦準備制度理事会（FRB）が最も重要視しているPCEもインフレの鈍化を示唆すると見られ、利下げを正当化する。ただ、関税により今後、インフレが長期化することを当局者が警戒しているため、今後のインフレデータを見極める必要がある。

  本日はミシガン大消費者信頼感指数で消費動向を探るほか、期待インフレに注目。関税などに4月同指数は一段と落ち込みが警戒されており、さらなるドル売りにつながる可能性がある。当局者は長期インフレを抑制することが極めて重要と指摘している。

  米国が中国製品に合わせて145％の関税賦課を発表したが、中国は米製品に125％の関税を課すと発表し米中貿易戦争が激化の様相を示した。同時に、米国の関税策などを受け、中国など保有している米国資産を他に移すとの懸念も存続。警戒されていた米国の10年債、30年債入札では順調な需要が見られとりあえず懸念は緩和した。ただ、米国債相場は下落基調にあることは引き続きリスクとなる。

  米国労働統計局が発表した3月生産者物価指数（PPI）は前月比－0.4％と、2月＋0.1％から伸び加速予想に反し、23年10月来のマイナスとなった。前年比では＋2.7％と、伸び加速予想に反し2月＋3.2％から伸びが鈍化し昨年9月来で最低となった。燃料や食品価格の低下が指数を押し下げた。変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数も前月比－0.1％と、伸び加速予想に反し予想外に昨年7月来のマイナスとなった。ただ、2月分は＋0.1％と、－0.1％から上方修正された。前年比では＋3.3％と、伸び加速予想に反して2月＋3.5％から鈍化し、昨年9月来で最低の伸びとなった。

  ・ドル・円、200日移動平均水準151円25銭。

  ・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.0726ドル。

  ・ドル・円142円67銭、ユーロ・ドル1.1324ドル、ユーロ・円161円50銭、ポンド・ドル1.3084ドル、ドル・スイス0.8160フランで寄り付いた。

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