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 トランプ関税で毎日のように株価が乱高下している。金曜日も例外ではなかった。株価の日中の変動も激しいので、株価が下がっているからといってドル円をショートにしても、すぐに株価の法が切り返してロスカットを強いられることも多い。

 金曜日は朝からドル円は142円台に突入した。すぐに反発したが本格的な戻しにはならない。トランプ関税が猶予期間を持てたにしても、根本的な問題は何一つ解決されていないからだ。10％のベース関税はそのままだ。しかるにドル円の戻しも鈍い。こうなってくると市場参加者はみなドル円の戻り場を狙うことになる。

 案の定、ドル円は再び下押しをし、ニューヨーク時間には142円割れスレスレのところまで差し込んだ。トランプ政権が中国との対話の姿勢を語り出したり、FEDも金融安定化策を模索しているようだと伝わると、市場のリスク許容度は回復し、ドル円も143円台のミドルまで値を戻してきた。

 米国債の下落が問題になっているが、これはトランプ大統領が心配しているようなアメリカ国家の威信低下ではないだろう。4月になって関税問題が格別にクローズアップされてきてから、ドルの短期金利も50ベーシスの上昇を呈しているのだ。

 10年債の利回りが3.9％のレベルから4.5％にまで上がってきたからといっても、それはパラレルシフトでしかないのである。つまり関税引き上げによるインフレの増加分でしかないのだ。10％の関税引き上げは、消費増税と経済効果は変わらない。

 中国が報復としての米国債売りを行っているという観測もあるが、それをしてしまうと深刻な国際問題となる。もしもやるとなれば、もっと効果を上げるために予告もしそうなものだ。この場合、ステルス的にやっても意味がない。おおむね株価急落のマージンコールによる現金化の動きではないかとみられる。

日本時間 15時10分

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外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド	ユーロ/米ドル スプレッド	最低取引単位	通貨ペア数
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり)	0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり)	1000通貨	30ペア
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX！の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

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