マーケットへの参加者が少なく、商いが薄いせいか、どうも為替市場でもドラスティックな動きとなっていかない。ユーロ売りでずっと見ている私は、ユーロドルのショートポジション(@1.3180)を火曜日のアジア時間につくって持っていた。つくった当初、1.30の大台割れ付近をターゲットにしていたのだが、なかなか決着がつかなかった。それどころか、なんど冷や冷や感を味わったかわからない。
ロスカットレベルは水曜日には、コスト付近にまで下げていた。あわや!モードに出くわしていたからだ。そして水曜日の欧州タイムで、今度こそほんとうにストップ注文がダンになる~と思われる局面となった。だが、なんと!寸でのところでこなかった。その後はユーロドルは1.30台後半に下落。ラッキーではあったのだが、就寝前に置いてあった利食い(@1.3005)にも届かず、昨日もポジションを長々と持ち越すこととなってしまった…。
昨日、日本はお休みだった。アジア市場では、のっけからユーロドルは1.31台を回復し、欧州市場には、1.31台ミドルまで、また!戻してきた。私としては、いい加減に滅入りそうになった。だが、ハンガリーの格下げの話しが出たあたりから、また1.30台に下落してきた。ちょっとひと息つけたので、とりあえずニューヨーク市場までは我慢することにした。
ニューヨーク市場がスタートする頃、ユーロドルは前日の安値をようやく、更新してきた。しかし、あまり迫力もなく、1.30台ミドルで止まってしまった。もうさすがに一度はゲットアウトしようと、ポジションをクローズした。なんとも長かったぁ~。
今晩は欧米市場はクリスマスでお休みである。しかし昨日の海外市場、欧米の株価はリーマンショック以前の水準となる高値を更新して迎えたことになる。なんとも明るい話しなのだが、そんなに楽観的になれるかどうか。休み明け以降のマーケットが、とても注目される。
このところ、ユーロ円、ポンド円などは明らかに下落トレンドで、年初来安値にも近づきつつある。欧州の信用不安は、引き続き進行しているように見える。昨日のハンガリーだけでなく、ポルトガルも格下げするところが出てきているし、アイルランドも一行を国有化にするようだ。原油価格もついに91ドル台に乗せてしまっているにもかかわらず、インフレへの対策は打たれていない。
欧州ではドイツのクリスマス商戦は好調な一方で、イタリア、ギリシャ、スペインなどでは窮状を訴える一般市民の動き。不安定要素は増しているようにも思えるのだが…。ユーロ円かポンド円を売り目で見ているが、なにしろクリスマスなので、無理はせずに基本はゆったりするつもりだ。
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