週明けの月曜日は日本が休みだった。しかし朝からユーロドルは安値を突っ込みにいった。ユーロドルは先週の最安値を下回って、1.28台からのスタートとなってしまったのだ。アジア時間のコアタイムで1.29台まで回復はしたものの、戻りは限定的だった。アジア市場では、中国株やインド株が下げ幅を大きくしてきて、リスク回避の動きに大いに貢献。
欧州市場でもユーロドルは1.28台を攻めたてたが、米国時間になると急速にドル売り一色となってきて、ユーロドルの下げも力ないものになった。先週末の雇用統計の期待はずれが、見直されたものなのか…。米ドルの金利は短期も長期も低下気味となって、ドル安をいっそう促した。
私はインド株が下げがなかなかきついのを見て、アジア時間の後半に107.35でユーロ円をショートにしてみた。これは30-40ポイントのアゲインストでロスカットするつもりのものだった。あまり長く保有するつもりはなく、ただ106.50を下回ってきたならば、もうちょっと売り増ししてみて勝負に出たいところと考えていた。いかんせん、ユーロドルが戻るときは強烈にメクリ上がるので、ユーロ円のショートなんかすぐに吹き飛ばされてしまうからだぁ~。
欧州市場ではユーロ円は実際に30ポイント近くアゲインストに行った。どうしようかと思って見ていたが、なんとなくコスト付近までまた下落してきたので、ニューヨーク市場のオープンを待つことに。しかし米国株は売りスタートとなったが、ユーロ円はなかなか107円台を割れて来ない。眠くなってきたので、107円ちょうど付近でポジションをクローズした。一応寝る前にもう一度レートをチェックすると、106円台に突入していた。うー、早まった?とも思ったが、とにかく目覚めた後に出直すことにして、すべて忘れよう!
結局、夜の海外相場は波乱もなく終わっていた。どこかでまたユーロ円を売り直しと思っていたが、本日の日本株はスタートから恐ろしく値を飛ばしていて、すっかりユーロ円ショートに手を出す意欲が失せてしまった。そうこうしていると、ユーロ円は107円台後半まで急騰してきた!
なんのこっちゃと思ったら、東京時間で野田財務相が「ユーロの一括債を2割ほど購入するだろう」とコメントしたことで、一瞬、ユーロ円が強く買われたようだ。しかし107円台をキープし続けたものの、短期筋の損切りを招いただけのようだ。相場の流れに決定的な変化は見られない。
欧州市場に入ってから、また107.50でユーロ円ショートをつくってみたが、ここ数回はユーロ円の106円台後半はなんども安値圏を形成しているので、抜け切るのには時間とパワーが要るのかもしれない。ユーロ円は次のトライでも抜けきれるかどうかが重要になってくる。ただ今晩もイベントが少ないので、テクニカルムーブにしか期待できないのだろう。
日本時間 19時20分
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