先週の金曜日は、ドル円かユーロ円かのどちらかをショートにしようかと考えていた。どちらも日足の抵抗線に向かって上がってきていたからだ。逆張りになるのは仕方がない。アメリカの企業決算が一段落したところなので、資本市場を揺さぶる大きな材料に欠けるのだから、テクニカルムーブにでも頼るしかないというわけだ。
とくに強力なインタレストもなかったので、私はどちらか先に上がってきたほうを売り込もうと構えていたのだが、それはユーロ円だった。そこで私は計画していた通りに、ユーロ円を112.20で売ったのだった。あまり意味もなく、ドル円ショートよりも先にできただけだ。
テクニカル的には絶好の売り場であるはずなのだが、やはり高いものはショートの持ち心地が悪い。しかもGEの決算が予想よりも良かったため調整色を強めていた米国株の上昇に弾みがついてきたので、リスクテークからのクロス円の買いが強まる可能性が高まってきそう…。ああ、また苦労しそうだ~。
ニューヨーク時間にはまともな経済指標はなし。あとは米国株がどうなるかだけが問題となるのだが、ユーロ円はいっさい下がる気配はなかった。とりあえず週末の早朝には出かける予定があったので、かなりの早起きをしていた私。
6時を過ぎたあたりに見ると、ユーロ円は112.40台だった。さすがに嫌になってポジションをクローズした。たいしたロスでもなかったのだが、下がりそうもないポジションを苦労しながら週を越してまで持ち越しても、気になる分、労多くして益少ないという結果になる可能性が高いからだ。
今日になると、朝いちでユーロ円は112.60台をつけてきた。朝からはりきってユーロ円を売ったりしてみたが、あまり下がらずドル円もしっかりと堅調なままだった。ちょっと円売り圧力が強まっているので、なかなかドル円やユーロ円をショートしづらくなってきているのだろう。
金曜日のロス分だけはとりかえすべく、ちょこちょこを112.60台と112.40台のトレードを繰り返してしまったが、あまり今晩は企業決算を含めて、何もイベントがなく、たった今はポジションもスクエアだ。ちゃんとした触手のわくまで、じっと様子見を強いられることになりそうだ~。
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