昨日はユーロ円で遊べたとはいえ、値幅そのものはたかだか20ポイント程度。あまりおもしろくもない。私はちょっと腐っていた。ドル円があんまり下がらないままでの、ユーロドルの上昇を見せつけられては、そもそもドル円もベア目に見ている私にとっては、気分が悪い。まあ、112円台の近くにいる間は、もうユーロ円には手を出さないことにした。
昨日は欧州時間になってもユーロは堅調のまま。ユーロドルが1.36ちょうどをはさんでウロウロしていることによって、ユーロ円やユーロポンドなども高止まり。今週、発行予定のEFSF債、いわゆる一括債が、意外にもとても人気が高らしいという話しが出ていたのだ。日本も2割まで買うといっているし、ユーロの全面高の展開が続いている。
経済イベントが少なかったが、唯一の材料はロシアの空港での爆発騒ぎだけだった。その瞬間だけリスク回避の動きがみられ、クロス円全般が下げに向かいかけたが、米国株が始まって堅調にスタートしたのを確認するや、すぐに何ごともなかったかのように、元の流れに戻っていった。
私はドル円でも売ってみようかと見ていたが、米国株が高いので手が出ずじまい。結局、だれもドル売りで手が出せないためか、ドルは全面安になるくらいに売り込まれて、ドル円は82円台の前半まで、ユーロドルは1.36台の後半まで、ドル売りが進んでしまった。
このところのユーロ円のショートはまったくパっとしなかったが、やはりクロス円は下向きになるのではないかと思ってしまう。ポンド円の日足を見ていると、9月の介入直後の戻し高値と、11月の戻し高値を結んだ線が強力なレジスタンスに見えて仕方がないのだ。強く見えるのは外部環境が整わないだけなのだとも思いたくなる。
そしてちょうど夕方にはイギリスのGDPが発表された。プラス0.5%の予想だが、イギリスの株価も相当に上がっているので、よほどのサプライズとなるような数字が出ないと反応しきれないだろうと思っていた。昨日の高値である132.30近辺に近づけば、そこで売ってもよいが、ここは132円台にはいったら即座に売ってみるかなどと考えていた。
ところが、結果はなんとマイナス0.5%!えいやと思わずポンド円をショートにしてついてってしまった。結構すぎに反応したつもりだったが、すでに60ポイント以上下げていて、出来は130.40。ポンド円なのでストップ幅は、少なくとも50ポイント以上は見ておきたいところだ。
今晩はアメリカの住宅価格、消費者信頼感などの重要イベントもある。本日のアメリカ時間の夜におこなわれる大統領の一般教書への期待という声もあるが、私にとってはマーケットでのイチ抜け、ニ抜けを待つ夜になりそうだ。
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