日本の連休中にドルが上がった。木曜日にユーロ円ショートを止めた後、ドル円のショートも考えたが、83円台に乗せてきたドル円を見るにつけ、とても手が出なかった。
なんだかこの数日間、エジプトからのニュースにはさんざん振り回されたような感じもする。辞任するとか、しないとか。そのたびに市場は上に下にと反応したが、着実にドルの値段だけは切り上がってきた。たしかにエジプト情勢については、鎮静化のほうに動いているのだからなのだろう。
金曜日の欧州市場では、ドル円は83円台のミドルを見て始まった。ユーロドルやポンドドルも安くて、ドルの全面高の格好となっている。アラブ筋の情報で、ムバラク氏が出国したといっているのが効いたようだ。
アメリカの経済指標はどれも予想通りだったので、マーケットにインパクトはなし。ニューヨーク市場では多少のドルの利食い売りも出てきたが、総じてドルは堅調のまま。
せめてユーロドルの売りで、ドル買いについていくべきかどうか悩んだ。しかしずっと1.35台を割れずにいた。テクニカル的に逆張りで買い向かうという手もあるが、スレイマン副大統領が、ついにムバラク氏の辞任を発表した。
日本が休みだからということで自分もちょっとなまけモードにいたわけではないが、さすがにポジションを取ろうというインタレストがわかず、結局、この日は何もしなかった。
そして週明けの本日。早朝の為替相場はほとんど動かずで、グローベックスでの米国株も高値追いをしていなかった。ただユーロドルは金曜日に1.34台を見ているし、やはり売り目で見ていたほうがよいのかも…。日本のGDPが発表されたが、予想通りにマイナス成長となった。
デフレーターも好ましくない数字。日本株は調整色を強め、リスク回避に姿勢からクロス円がアジア時間は軟調となってきた。ユーロ円は112円台のミドルまで低下。私もユーロ円のショートにしたくなってきたものの、ここのレベルは何度か跳ね返されているので、不用意に売りこみたくないのも事実だ。
そこで、戻り売りと突っ込み売りを兼ね備えたOCOの売り注文で対応することにした。113.20と111.80ではさんでいる。どちらで売れることになっても、面白い展開が期待できそうだ。ロスカット幅は40ポイントにした。
今晩はもう何もイベントがないので、中東情勢を気にかけるくらいだろう。バーレーンでは、懐柔策として一世帯約22万円が配られるようになったようだが、イエメンでは反政府デモも激しくなってきている。クロス円の買いすぎたポジション調整でも出てくればと期待しているのだが、、、。
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