金曜日の為替相場では、ユーロドルがアジア時間ではひたすら1.38台にステイしていた。ユーロドルをロングポジションにしていた私にはフェーバーではあるが、欧州市場にはいると1.38台を割れる場面も出てきた。
もともと、ポジションをつくった時のロスカットレベルは1.37ちょうどだったが、前日就寝する前に1.3750まで上げていた。今さらロスカットをもとに戻すものだし、また1.3750割れてきたら買えばよいさということにして、ついに利食い千人力を唱えてしまった!
その後、ユーロドルはなかなか下がらなかった。ロシア中銀が利上げをしたので、連想でユーロの利上げ期待もますます高まったのだろう。イギリスのGDPが下方修正された後に、いよいよアメリカのGDP改定値の発表だ!というところにいたってようやくユーロドルは1.37台のミドルまでゆるんできた。
アメリカのGDP改定値も、0.5ポイントの下方修正に終わり、ドルはその瞬間は売られたが、ドル円の81.60あたりが強力に防戦されているようだ。ドル売りがあまり続かない。
それでも、多少のドルの買い戻しも出てくるようになってきて、やっとユーロドルは1.3750を割り込んできた。ここでのポジションメークは逆張りになるので、注意してユーロドルを買いたいところだ。
前回は1.3740でロングをつくったので、今回は少しだけでもより安いところでつくりたい。ユーロドルは1.3725で拾ったのだが、その後はまったく大きな戻しはなかった(涙)。損切りのストップロスを1.3695に置いておいたが、これも来なかった。
週が明けると、関心を集めていた原油価格は高値攻めの方向で始まった。ペルシャ湾岸の産油国であるオマーンでも週末に流血事態となり、いよいよサウジアラビアにも波及するのではという懸念が高まってきたためだろう。
日本株やグローベックスの米国株が下げ幅を拡大してきたので、リスク回避でユーロ円も下がってきた。それにつられてしまい、ユーロドルも売り込まれてきて、1.37ちょうど割れの寸前までいった。まったく、ユーロロングも冷や冷やの連続だ~。
しかしアジア時間の午後から欧州時間の入り口に至るまでは、とくに何があったという訳でもなさそうだがユーロは堅調となって、ユーロドルは再び1.38台を突破してきた。
今晩も経済指標の存在感は薄くなっており、当面の問題である原油価格に振り回されそうだ。欧州筋から、もっとユーロの利上げを主張するタカ派コメントが出てきやすい地合いになっているのも事実である。今回の利食いのターゲットとしては、1.39台のちょっと手前までを考えている。
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