為替市場ではドル円が相変わらず昨年来の最安値付近につけていて、緊張感のあるレベルにいる。しかし昨日はなんといっても日本株が大幅に下落し、他のアジア市場や欧米市場にも大いに波及していったことが、金融マーケット全体にリスク回避一色のムードをつくっていった。
なにしろ日本から出てくる原発トラブルの情報は、事態をどんどん収拾できない方向に動いているのでは?と思わせるものばかり。昨日の日本株のように一気に40兆円が飛んでしまうような下抜けが、ドル円でまだないのが不思議なほどだ。
昨日の欧州市場の序盤、ちょっとは欧州株は反転しそうになった。しかしそれも束の間。どんどん下落が進んでいった。ドル円は81円台、ユーロ円は113円台を辛うじてキープしていたが、いつ大台割れの方向に転げ落ちていっても不思議でない感じとなった。ただ株価もここまで売られると、そのショートカバーも恐ろしいものだ。
私はリスク回避の動きに乗じて、ユーロ円の売りを考えていたが、ショートカバーともなれば、ユーロ円も上がってしまうだろし、ポジションを作ったと思ったらすぐに御用!っていう絵が浮かんでしまう。ユーロ円は112円台を何度か触っていたのだが、怖くてなかなか手が出なかった。
でも何もしないとはよくないと思い、先にロスカット注文を113.35において、ようやく112.90でユーロ円を売ってみた。ドイツではクリーンエネルギーということで、原発推進への反対派を抑えてきた流れが大きく変わる可能性もある。とりあえずリスク回避で反応しそうなのだが。だが地震が起こる前まではリスク回避へ傾きそうになっても、すぐに反転という動きを金融マーケットは続けていたので、どこまで続くかわからない。
そう思ってすごく警戒して見ていたが、欧州のランチタイムに向かうあたりで、ユーロ円は112円台前半まで下落し、次の瞬間には112円台を割れた。しかし111円台をつけたものの、すぐに112円に戻ってくると、112円台前半に留まり続けた。そこで半分だけ利食って、もっと進むかもしれない場合を考えて、様子を見ることにした。
ニューヨーク市場が始まると、米国株は戻り歩調な感じだ。そうしていると、またまた大きめの揺れが襲ってきた!あまり気分も良くないし、ユーロ円は112円台ミドルだったが、残りを全部クローズすることにして、とっとと寝ることとした。
本日もドル円は80円台ミドルのままでスタートした。盛んに朝から日銀がレートチェックしていたようで、だんだんとドル円は81円台に上昇したが、また!福島原発での「白い煙」の話しが伝わると80円台に落ちてきた。そしてゆっくりと昨日の安値80.60近辺まで近づきつつも、小動きを続けている。今晩はアメリカのPPIが出るが、日本の地震でインフレ懸念もちょっと後退しているため、あまり注目はされないだろう。そもそも4月に利上げをすると見られていたECBも見送る可能性すら出てきた。
ドル円は今年の安値が今週の80.59近辺、そして金融危機後の最安値が昨年の80.21近辺、さらにサイコロジカルとしての80円ちょうどはなかなか強力そうだし、歴史的な安値は79.70である。近いけれどもゆっくりしているのは、こうしたものが並んでいるからだろう。ただ株式市場に比べると、まだとてもおとなしいドル円相場が同じように動くとなると、かなりのインパクトだ。その際にはついていかねば!である。
日本時間20時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)