昨日はイースターで欧州勢がお休みだったため、米国市場においても閑散な取引となった。それでもシリアで戦車が出動したということもあって、中東情勢の悪化からマーケットはリスク回避の方向に向かうこととなった。ユーロ円は119円台で推移していたが、徐々に上値が重くなってきて、ニューヨーククローズの後は118円台に突っ込んだ。その間、ドル円もユーロドルもともに下がるという、典型的なクロス円相場となっていた。
ドルが下がると思っている私としては、目の前のユーロドルの下げについてなど行きたくない。どうせすぐに上がり出すだろうと見ていたので、昨日のニューヨーク市場からのユーロドルの下げは完全にパスしてしまったぁ~。
今日のアジア時間の仲値決めにかけては、さらに下げ幅を拡大していた。1.45台を割れてもいた。まあ、取れなかったものは仕方がないが…。そもそもイースター中なので、チョッピーな動きの中で、不本意な損切りを強いられるのを避けていたつもりだったのだが、ちょっと臆病になり過ぎていたのかもしれない。
昨日のユーロの下げは、ユーロドルと連動性の高いとされている原油相場が急落したからだろうとされている。ドルベアの私としては、ユーロドルの1.45台の前半はぜひとも人っておきたいポイントなのだが、その原油価格が111ドル台でほとんど動いていないので、私はなかなか手が出ずにいた。
東京市場も終わりそうなころになって、ようやくユーロドルが上がり出した。原油価格もまた112ドル台に乗せ、また騰勢を強めていて、ユーロドルもそれまでの日中の高値をブレークして来て1.46台へ上がってきた。わたしもやっと1.4588でロングにすることが出来た。しかしまぁ、いかにも出遅れ感が否めないが…。
欧州市場では欧州株が大きく値を上げてきている。とりあえずはユーロも堅調だ。私は自分のコストでロスカットを考えているが、今晩はよほどのことでもない限り、ユーロドルが急上昇ということはないだろう。今月の高値である1.4650付近のちょっと内側を当面のターゲットとしようとしていたため、先ほど利食いは完了し、またポジションはスクエアである。
今晩は企業決算の後半戦として、いろいろおおどころの決算も出てくるし、重要な経済イベントもある。ドル売り相場から、クロス円相場にまた変わってくる可能性も十分にありそうな感じもしている。昨年のギリシャの財政赤字が政府見積りよりも高かったというような話しも、材料視されてくるかもしれない。ユーロ円の119円台のショートにちょっと手を出したいような気がしている(笑)。
日本時間 18時30分
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