本日の為替相場の焦点は、『ドルの方向性』と『金融市場のリスク許容度』、そして『米国の経済指標』にあり。
米国の経済指標は、
・米)生産者物価指数&【コア】
・米)小売売上高&【除自動車】
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・中)主要経済指標(PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
・英)消費者物価指数&【コア】
翌・NZ)第1四半期小売売上高
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・日)BOJ政策金利&声明発表&白川日銀総裁記者会見
・米)バーナンキFRB議長の発言
・米国の主要企業の決算発表→ベストバイ
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続ける)
・ECBの金融政策への思惑(示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・米国の金融政策への思惑(22日にFOMC結果発表を控えて利上げ時期への思惑など)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
・中国の景気動向及び金融政策
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
本日は、BOJ政策金利&声明発表&総裁会見が行われる。
米国の経済指標は、生産者物価指数&【コア】と小売売上高&【除自動車】がメイン。
その他に、バーナンキFRB議長の発言も実施される。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
為替相場は、先週半ば以降にドル買いヨリに傾いた。
週明けの昨日の相場は、ドルストレートでドル売りの流れが優勢となった他、大手格付け会社によるギリシャの格下げでユーロが大きめに上下した。
本日は、ドルの方向性に注視しながら、金融市場のリスク許容度や欧州の債務不安での変動、そして注目度の高い米国の経済指標に注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・11時00分:中)主要経済指標(PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
→中国の景況感や金融政策は金融市場全体に影響を与えやすい。要注意
・正午過ぎ:日)BOJ政策金利&声明発表
・15時30分:日)白川日銀総裁の記者会見
→注目度はそれなりにあるが、反応は限定的の可能性高い
・17時30分:英)消費者物価指数&【コア】
→発表でのポンドへの影響は非常に大きい
・21時30分:米)生産者物価指数&【コア】
・21時30分:米)小売売上高&【除自動車】
→1つの時間に2種類の経済指標が発表される。どちらも注目度も影響度も大きめ。発表直後の変動にも注目したい
・28時30分:米)バーナンキFRB議長の発言
→言及次第
・翌7時45分:NZ)第1四半期小売売上高
→発表でのNZドルへの影響はカナリ大きめ
6月13日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続ける)
▼ECBの金融政策への思惑(示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(22日にFOMC結果発表を控えて利上げ時期への思惑など)
▼来週22日にFOMC結果発表を控える点
▼米国の長期金利の動向
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
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6月14日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・米国の主要企業の決算発表→ベストバイ | ||||||||||||||
08:00 | 米)フィッシャー:ダラス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
08:01 | 英)RICS住宅価格 | △ | -20.0% | -21.0% | ||||||||||
08:50 | 日)第2四半期景況判断BSI[全産業] | △ | - | -1.1 | ||||||||||
↑・景況判断BSI[大企業製造業] | - | -3.2 | ||||||||||||
10:30 | 豪)NAB企業景況感指数 | △ | - | +5 | ||||||||||
↑・NAB企業信頼感指数 | - | +7 | ||||||||||||
11:00 | 中)生産者物価指数 | ○ | +6.5% | +6.8% | ||||||||||
中)消費者物価指数 | ◎ | +5.5% | +5.3% | |||||||||||
中)小売売上高 | △ | +17.0% | +17.1% | |||||||||||
中)鉱工業生産 | ○ | +13.1% | +13.4% | |||||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +25.2% | +25.4% | |||||||||||
正午 過ぎ |
日)BOJ政策金利&声明発表 | ◎ | 0.10% 据え置き |
0.10% 据え置き |
||||||||||
13:30 |
日)鉱工業生産【確報値】 [前月比/前年比] |
△ | - | +1.0% | ||||||||||
- | -14.0% | |||||||||||||
15:30 | 日)白川日銀総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | |||||||||||
17:30 | 英)DCLG住宅価格指数 | × | -0.2% | +0.9% | ||||||||||
英)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.2% | +1.0% | |||||||||||
+4.5% | +4.5% | |||||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】[前年比] | +3.5% | +3.7% | ||||||||||||
英)小売物価指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.3% | +0.8% | |||||||||||
+5.2% | +5.2% | |||||||||||||
↑・小売物価指数【コア】 | +5.2% | +5.3% | ||||||||||||
21:30 | 加)第1四半期設備稼働率 | △ | 77.2% | 76.4% | ||||||||||
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
AA | +0.1% | +0.8% | |||||||||||
+6.8% | +6.8% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.2% | +0.3% | ||||||||||||
+2.1% | +2.1% | |||||||||||||
米)小売売上高 | AA | -0.5% | +0.5% | |||||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | +0.2% | +0.6% | ||||||||||||
23:00 | 米)企業在庫 | B | +0.9% | +1.0% (+1.1%) |
||||||||||
28:30 | 米)バーナンキFRB議長の発言 | AA | 要人発言 | |||||||||||
28:50 | 加)カーニーBOC総裁の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
翌 07:45 |
NZ)第1四半期小売売上高 | ◎ | +0.9% | -0.4% (-0.1%) |
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レンジを見極めて
ドル買い・ユーロ売りヨリの流れが継続で追随
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)