今回は、少し株のことを中心にお話しをしたいと思います。
このところ、各国の株式市場が全体的に下落傾向に入っています。その典型とも言えるのがNYダウで、5月2日(月)に12876ドルの年初来高値をつけた後は一転して下落傾向に転じ、足元では節目の12000ドルを割り込んでいます。
アメリカの株式市場はこれまで、アメリカ企業の海外での業績が好調なことなどを受けて、しっかりとした動きをしていました。
しかし、世界的に景気拡大に陰りが見えてきていることから、今のような動きになっているのです。
■アメリカの景気腰折れを示す指標が見られるようになった
さて、世界には現在、大まかに言って4つのリスクがあります。
1つ目はアメリカ経済の二番底懸念です。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国経済指標の推移)
5月分の雇用統計は前月に比べて大幅に悪化し、住宅市場も低迷が続いており、企業の景況感も急速に落ち込んできています。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国経済指標の推移)
さまざまな指標に、アメリカの景気が腰折れしてきていることが表れているのです(「米国は住宅市場の低迷に加え、景況感も低下傾向に。米ドルは戻り売りスタンスで!」を参照)。
■ギリシャ問題はより深刻化している
2つ目は欧州、特にユーロ圏の国の債務問題です。
現在、ギリシャ救済の第2弾について話し合われていますが、これがなかなか、うまくまとまりません。
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