豪州の第2四半期CPI(消費者物価指数)が強めの結果となったこともあり、豪ドル/米ドルは、ついに1.10ドル台に乗せてきました。
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ギリシャの債務問題が解決したとは言えないにもかかわらず、ユーロ/米ドルでさえ、7月27日(水)には一時1.4537ドルまで上昇しました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
このように、米ドルは全面安の展開です。
■8月2日までは為替介入が行われない!?
3月の震災時の円高とは異なり、足元の状況は「主要通貨に対して米ドル全面安の展開」であるため、市場介入の可能性は限定的です。
7月28日(木)の午前中に、与謝野経済財政相が「円高阻止介入については、米国のdebt ceilingの行方を見極める必要があり、介入の1つのメドとしては交渉期限である8月2日(火)以降の可能性」と発言したことが伝えられました。
これは逆に言うと、8月2日(火)までの介入警戒感が後退したことになります。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 週足)
ともあれ、今週後半も米国の「debt ceiling問題」の行方に注目です。
米ドル/円は引き続き、加速することはありませんが、ジワジワと76.25円に向けて下落する可能性が濃厚ではないでしょうか?
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