昨日のアジア時間は、週末に出た大きな材料をマーケットがどう判断するのかを見極める重要な時間帯となった。大手金融機関であるベルギーのデクシアがついに倒産し、それを補う形で独仏会談が緊急でもたれ、その中では月末までには銀行の資本増強のプランを作成するという。デクシアの倒産は前々から言われていたことではあるが、それでも悪材料には間違いがない。
その一方で独仏会談のほうは日限を月までと区切ったところに意義がある。どちらの材料にも反応しても不思議ではなかったが、アジア時間の午後からはリスクテークのほうの流れが優勢となった。すなわちグローベックスでは米国株が上昇に向かい、先週末の雇用統計のときにつけた高値をトライする。また為替相場でもすなおに欧州通貨買いからクロス円の上昇につながっていった。
私はまだ半信半疑であって、この後、またユーロが下がってくるのではないかとも考えていたので、1.34台のユーロドルには手を出せないでいたが、金曜日の高値である1.3523を越えてきたあたりからは、私もちょっとブルってきたのでユーロ買いをしてみたくなってきた。朝がたに1.33台を見ているだけに、いかにも手を出すのが遅れた感があるのだが、それをいってもしかたがない。タイトストップで買っていこう。欧州株も高値追いを続けているのだから…。
そういうわけでやっとのことで1.3544でロングにできた。だいぶ出遅れ感があるうえに、高値つかみになる可能性もある。私は1.3520という近いところで売りのストップ注文を置きながらの勝負。アメリカが休みのため、米国発の材料は極端に少ない。すでに200ポイント近くも上がってしまっているユーロドルに、さらなる上昇余地はあるのか。すでに株高になっており、ここからさらに株高になっていかないと、外部環境からの援護射撃はない。
しかしアメリカはコロンブスデーで祝日のはずだが、株式市場はやっていた。オープン直後からも株は上伸を続けたので、ユーロドルは1.36台にも乗せてきた。私は5時間以上も持ち続けていたので、1.36台を見ると思わず利食ってしまったが、それでもユーロの上昇はなかなかやまなかった。私は疲れたのですぐに寝いったが、朝見ると1.3700の直前まで上がっていた。
今日はEFSF拡充に関する議会承認では最後となるスロバキアの番である。どうせ通過するとは思うのだが、もともと国内での反発が強いうえに、連立与党の内部で対立が表面化したなどという報道に触れると、ユーロ売りに傾きたい気持ちになってくる。しかし今週は13日からEUの財務相会合、14日からG20の財務相会合が予定されているので、それに向けてのユーロショートもいかがなものではある。
まあ、ここはユーロの値動きに合わせていくしかないが、短期的には何度も105円台の手前では止まれているので、105.35をロスカットレベルにしてアジア時間に売り込んで(@104.65)みた。欧州時間がスタートする頃には104円台後半まで上昇し、アゲインストにも見舞われた後だったということもあり、失速して104円台前半まで落ちてきたので、利食い千人力したい気持ちを抑えているところだ。
ちなみに本日から第3四半期の米企業決算が始まるが、市場の混乱がテーマになっているので、ミクロ指標の存在感は薄いと言わざるをえないだろう。
日本時間 18時50分
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