本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題』と『金融市場のリスク許容度(欧米の株価主導)』及び『米国の経済指標の発表』、『週末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・米)小売売上高&【除自動車】
・米)輸入物価指数
・米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
・米)企業在庫
・米)財政収支
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・中)消費者物価指数
・中)生産者物価指数
・欧)消費者物価指数【確報値】&【コア】
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・週末要因
・米国の主要企業の決算発表
・G20財務相・中央銀行総裁会議(14日・15日開催)
・金融市場のリスク許容度
・欧州の債務問題が主因での欧州不安
・他の金融市場の動向(米株式、米国債(長期金利)、金、原油、米国以外の株式など)
・世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
・欧州各国の国債の動向
・金融当局者や要人による発言
・今週に、米国の長期国債の入札が相次ぐ点
・日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
などの要因に注意。
★★★
週末金曜日で、本日からG20財務相・中央銀行総裁会議(14日・15日開催)が開催される。
米国の経済指標は、小売売上高&【除自動車】とミシガン大消費者信頼感指数【速報値】がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週から、米国の主要企業の決算発表が本格化している点も重要。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度(株式市場主導)、世界経済の先行き懸念などを主要因に大きく上下している。
先週末の相場は米国の雇用統計発表や格付け機関によるイタリアとスペインの国債格下げの影響で大きく動き、今週に入ってからは欧米の株式市場が大きく上昇し、リスク回避の巻き戻しが加速している。
本日は、引き続き欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念での方向性を見極めながら、米国の経済指標の発表やG20財務相・中央銀行総裁会議などのイベントでの反応に注目したい。
最も重要なのは欧米の株式市場。現在の為替相場は、これらの動向で方向性が決まりやすい状況。
その他、週末要因やポジション調整にも要注意。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・10時30分:中)消費者物価指数
・10時30分:中)生産者物価指数
→発表での影響はカナリ大きい。中国の景気先行きや金融政策への思惑は金融市場全体に影響を与えやすい
・18時00分:欧)消費者物価指数【確報値】&【コア】
→金融政策への思惑も噴出しやすく、ユーロ変動のキッカケとして注視
・21時30分:米)小売売上高&【除自動車】
・21時30分:米)輸入物価指数
・22時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
・23時00分:米)企業在庫
・27時00分:米)財政収支
→4つの時間に5種類の経済指標。小売売上高とミシガンがメイン。株式市場にも影響を与えやすく、週末の相場を左右する要因になりやすい。欧米の株価動向も重要
10月10日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼10日(月)が、日本&米国&カナダで祝日で連休となる点
▼金融市場のリスク許容度
▼欧州の債務問題が主因での欧州不安
▼主要な株式市場の動向
▼世界経済の先行き懸念(欧米の景気先行きが主体、中国の動向も)
▼主要な経済指標の発表
▼FOMC議事録の公表(9月20日・21日開催分)
▼G20財務相・中央銀行総裁会議の開催(14日・15日開催)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼米国の国債の動向(米国の長期金利に影響、長期国債入札が相次ぐ)
▼欧州各国の国債の動向
▼日本政府&日銀による為替介入の実施と警戒感
▼米国の主要企業の決算発表
▼欧州議会の本会議の開催(12日・13日開催)
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10月14日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・G20財務相・中央銀行総裁会議(14日・15日開催) ・米国の主要企業の決算発表 |
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08:50 | 日)マネーストックM2 | × | +2.7% | +2.7% | ||||||||||
日)国内企業物価指数 [前月比/前年比] |
× | -0.2% | -0.2% | |||||||||||
+2.5% | +2.6% | |||||||||||||
10:30 | 中)消費者物価指数 | ◎ | +6.1% | +6.2% | ||||||||||
中)生産者物価指数 | ○ | +6.9% | +7.3% | |||||||||||
18:00 |
欧)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
○ | +0.8% | +0.2% | ||||||||||
+3.0% | +3.0% | |||||||||||||
↑・消費者物価指数【コア】[前年比] | +1.5% | +1.2% | ||||||||||||
欧)貿易収支 | × | -40億 | +43億 | |||||||||||
21:30 | 加)製造業出荷 | × | +0.5% | +2.7% | ||||||||||
米)小売売上高 | S | +0.7% | ±0.0% | |||||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | +0.3% | +0.1% | ||||||||||||
米)輸入物価指数 [前月比/前年比] |
BB | -0.4% | -0.4% | |||||||||||
+12.4% | +13.0% | |||||||||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】 | S | 60.2 | 59.4 | ||||||||||
23:00 | 米)企業在庫 | B | +0.4% | +0.4% | ||||||||||
27:00 | 米)財政収支 | B | -640億 | -346億 | ||||||||||
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レンジを見極めて、ロングヨリで
欧米の株価動向が重要。基本的には、株価上昇・リスク選好の流れが継続・加速で、ロング追随
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