週明けの月曜日は、EUサミットの内容を吟味した後の動向が注目されたが、やはりリスク回避、つまりユーロ売りの形で現れた。ユーロドルは10月安値の1.3144の手前まで攻め込んで、きれいに絵に描いたような展開となった。それをうけて昨日の相場は、ユーロのフレッシュローの行方だった。東京時間はユーロドルが1.31台でステイしており、なかなか手を出しにくいところ。
私もユーロショートを作らねばと思いながらも、どうせ売るならば中途半端なところでは売りたくない。覚悟としては、1.3140ギブンでストップ的にショートメークすると決めていたので、あとは戻りを売るならばどこまで我慢するかである。言うまでもなく、戻りは高い方がいいのだが、高過ぎるとそのままアップトレンドになってしまうかもしれないので、あまり上がらないことが条件だ。
まあ1.32台の中盤といったところであろうか。ここを割り込んできてからは完全に戻しきっていないからだ。先週からのユーロドルのロングポジションをキャリーしている立場であれば、逃げるための急所であるようにも思えるからでもあった。ともかく下サイドにそなえて1.3140でショートメークするストップ注文はおいておいた。
欧州の信用不安の度合いを確かめるために、日本時間の夜の19時から20時にまで集積している欧州債の入札動向が注目を集めるようになっている。昨日もスペイン国債の入札があったが、利回りは確かに悪いが、それでも無事に消化して、なんとか資金繰りは滞っていない。これで欧州市場はリスクテークのムードで進むことになった。その上、EFSFの3カ月ものも起債されたが、これも応札は旺盛。グローベックスの米国株は高値追いの展開となり、ユーロドルも1.32台を回復して高いままだ。
アメリカの小売の指標が思ったほど良くはなかった。直接は関係ないというものの、クリスマス商戦が好調と伝えられている中での、予想を下回る結果だった。しかしマーケットがダイレクトな反応は小さく、やはり市場はFOMC待ちとなった。私も早めに寝て、4時くらいに早起きするつもりでいた。さて寝ようかと思ったら、0時を回ったあたりから、ユーロが急激に下がり始めた。ユーロドルが1.31台のローを攻め出して、ユーロ円は101円台に突入しそうだ!
ユーロポンドも連日の大幅下落となっている。すでにユーロドルが1.3144を割り込んできて、何が起こっているのか確かめる前に私の注文はダンになり、1.30台にも突入してきた。念のため1.3125で買い戻しのストップを変更した。
私の見ている限りでは1.3060あたりまで差し込んだ。やはり大きなロスカットも出たのだろう。しばらく見ていたが、ユーロドルは1.3100も戻すのがきつくなってしまったようだが、また同時に安値攻めもしなくなった。本格的なFOMC待ちである。私は早起きしてまた参戦すればよいと思って、とりあえず1.3005で買い戻しを置いて就寝したのに、朝の4時には起きれず、5時を回っていた。
FOMCに何を期待していたのか。QEでもあると誰が考えるのだろう。私からみると実に予想通りの結果であり、声明文の内容なのに、マーケットのほうが過剰に悲観的になっているようにも見える。結局、ユーロドルは1.3000の心理的節目の目前まで下落したので成り行きで買戻し、そのまま値を戻さずにアジア時間に移った。
作戦としては本日も同じだろう。1.3000ブレークで突っ込み売りか、1.31台までじっくり待って売るかである。とりあえずは19時にイタリアの5年債の入札のあるので様子を見極めたほうがよいし、ニューヨーク時間になれば、またリスク主導の相場展開にならざるをえないだろう。
日本時間 19時00分
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