あけましておめでとうございます!
昨年末の海外市場ではゆっくりする間もなく、ユーロ円が100円を割り込んでくるなど、ちょっと2012年の相場に向けてダウントレンドを示唆するような動きを示した。クロス円の売り圧力の増大で、ドル円も76円台に軟化。2011年は3回も為替介入をやったというのに、まったく徒労に終わったことになる。正月明けの2日はドイツくらいしかやっている金融マーケットがなく、為替相場も下値不安はあるものの、本格的な動きは本日3日からになると思われる。
年明けの為替相場では、ユーロドルやユーロ円の下値模索が心配された。それは昨年の2011年の年足による懸念だ。ユーロはどのクロスを見ても、完全に安値張り付きの状態で終わっており、ネクストアクションは下値ブレークであることは疑いようもないからだ。ただ2011年の始まりのドル円のように、80円台という当時の安値圏から切り返して始まる場合もありうる。ポジションが傾きすぎていたためであろう。一度はメクリ上げられ、本格的な円高相場は3月の震災まで起こらなかったのは記憶に新しい。
今年の早朝も要ウオッチであった。朝の7時過ぎにはドル円もユーロ円も急落をはじめ、いつもの個人投資家の投げ、業者によるまとめ売りが出たものとも思われる。ユーロ円は98円台の半ばまで、ドル円は76円台の前半まで押し込まれた。いつものように20分も経つと、何事もなかったように値は戻した。今年のスタートも円高方向の攻めが失敗でスタートすることとなった。
昨日、開いていたマーケットといえば、先進国ではドイツくらいのものであった。そのドイツ株、昨日は急伸した。これはかなり意外な展開と見えて、現在のとことマーケットでは消化しきれていない感じだ。本日のアジア時間ではユーロ買いが先行しているが、やはり今晩の米国市場を見たいというムードが強い。
さて今年も皆様にとってよりよい年になりますように、心よりお祈り申し上げます!
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