2日のマーケットは主要なところではドイツだけだったが、そのドイツの株価が急伸したことでリスク許容度が増大。為替相場もユーロの安値攻めの形はなくなった。そして米国市場も始まる昨日の海外市場は大いに注目を集めた。まずは欧州株がそのまま続伸するかどうか。
それによってはリスクテークが盛んにならざるをえず、安値圏に位置しているユーロは買い戻しが激しくなることが予想される。またそのリスクテークの流れがどのようにニューヨーク市場にも伝播するかである。過去の例ではニューヨークの午後からは失速するケースも多かったからである。
そういう関心の高い昨日の欧州市場は、やはり株高・原油高でスタートし、安心感からか、なかなかユーロは売っていきづらい状況となっていた。アジア時間までは1.29台の後半でウロウロしていたユーロドルも、欧州市場の序盤から1.30台に乗せてきてからはじつ堅調な動きとなった。短期的な買い戻しのストップロスもそれなりにあったのだろう。
ユーロドルはあまりディップを作らずに1.30台のミドルまで上伸。プライスアクションにダイナミックさがないものだから、私もポジションを作りにくい。グローベックスが夜の20時からいつもよりも遅くスタートしたが、やはり米国株もジャンプして始まり、その後の高値追い、もしくは失速についていくしかなかった。
ニューヨーク時間になっても大きな動きは現れず、株価は高いには高いのだが、高く始まっているだけなので、日中の動きとしては値幅は実に狭い。株価を見ながら取引しようと思っていた私も、ちょっと手が出しづらい。このまま見ていてもダメかもしれないので、一晩寝かせて、相場がフレッシュなレベルに入ったのを確認した後で、トレンドフォローしようと考えた。朝になったらユーロドルが1.31台になっているかも。そしたら、そこからロングにしてみるつもりで!
しかし朝になっても新鮮味のあるレベルではなかった。ユーロドルなんかはもうちょっとメクレ上がってもよいと思ったのだが、存外におとなしい。去年の年史はドル円はベアベアで始まって、余りにもドル円のショートがたまり過ぎていたせいで、かえってドル円が上がってしまったということもあった。
それにl比べるとユーロがユーロクロスも含めて、年間を通じて安値圏で終了した去年のあとを引きずって、大いにユーロベアで臨むのかとも思われたが、意外にもユーロショートは少なかったのかもしれない。
本日も注目は株価動向となろう。欧州株の上昇がちょっと息切れ気味なのが、リスクテークをしづらくしているのが現状だ。ユーロ円が100円台に戻したといっても、その上値の重さを確認しにいったようなもので、かえって100円台ですら重くなってしまったことに驚きを禁じえないほどだ。
今日は私はユーロドルのショートで攻めてみたいと思っている。あれだけの株価上昇に対しても1.30台の後半までしか上がれなかったという事実を重要視してのことだ。1.3100でロスカットすることにして、戻りを待ちたい。
日本時間 18時30分
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