本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題』と『欧米の株式市場』、そして『ECB金融政策結果発表後のドラギECB総裁の記者会見』と『米国の経済指標』にあり。
米国の経済指標は、
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:米)小売売上高&【除自動車】
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・10時30分:中)消費者物価指数
・10時30分:中)生産者物価指数
・18時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
・19時00分:欧)鉱工業生産
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・21時00分:英)BOE政策金利&声明発表&BOE資産購入枠発表
・21時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
・22時30分:欧)ドラギECB総裁の記者会見
・スペイン国債の入札日
・ガイトナー米財務長官が訪日
・米国の主要企業の決算発表→シェブロン、他
・今週、米国の長期国債の入札が相次ぐ点(10日3年債/11日10年債/12日30年債)
・欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
・欧州各国の国債の動向(今週入札が相次ぐ&入札状況や利回りに敏感)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・他の金融市場の動向(米株式、米国債、金、原油、米国以外の株式や国債など)
・世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も)
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
スペイン国債の入札日で、BOE金融政策結果発表とECB金融政策結果発表が行われる。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数と小売売上高&【除自動車】がメイン
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などで大きく上下してきた。
特に年末年始は、ユーロ売り・ドル買いの流れが強いトレンドとなっている。
本日は、引き続き、欧州の債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性を見極めたい。
為替相場は、欧州債務問題絡みの話題や欧米の株式市場の動向に敏感で、年末年始と大きく進んだユーロ売りが継続するかどうかが最も重要。
本日は、ECB金融政策結果発表後のドラギECB総裁の記者会見やスペイン国債の入札、米国の経済指標の発表に要注目。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・10時30分:中)消費者物価指数
・10時30分:中)生産者物価指数
→影響力は大きめ。中国の金融政策や景気先行きへの思惑は金融市場全体に影響を与えやすい
・18時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
→発表での影響はまずまず
・19時00分:欧)鉱工業生産
→欧州タイムでのユーロ変動のキッカケになりやすいが、本日はこのあとにECB金融政策結果発表を控えるため、反応は限定的か
・21時00分:英)BOE政策金利&声明発表&BOE資産購入枠発表
→内容自体にサプライズはないだろう。今後への思惑次第
・21時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
→内容自体にサプライズはなく、反応は限定的の可能性が高く、直後のドラギECB総裁の記者会見に注目が集まる
・22時30分:欧)ドラギECB総裁の記者会見
→内容次第で大きな反応に。欧州の債務問題絡みへの言及には特に注目
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:米)小売売上高&【除自動車】
→メインはこの2つ。1つの時間に2つ同時に発表される他、ECB金融政策結果発表後のドラギECB総裁の記者会見も同じ時刻に行われる。米国の経済指標も重要だがECB総裁の発言にも要注意。あとは、欧州の債務問題への懸念や欧米の株式市場の動向次第
1月9日~の週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼米国の雇用統計発表明けでの影響
▼欧州の債務問題(欧州各国に広がる)
▼欧州各国の国債の動向(今週入札が相次ぐ&入札状況や利回りに敏感)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼ECB金融政策発表&ドラギECB総裁の記者会見
▼主要な経済指標の発表
▼米国の国債の動向(今週長期国債の入札が相次ぐ&ドルに影響しやすい)
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼米国の主要企業や大手金融機関の決算発表
【ヒロセ通商】通常5000円+乗り換え2000円に加えて、ザイFX!限定4000円!
1月12日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||||||||
・スペイン国債の入札日 ・ガイトナー米財務長官が訪日 ・米国の主要企業の決算発表→シェブロン、他 |
||||||||||||||
08:50 | 日)経常収支 | × | +2484億 | +5624億 | ||||||||||
日)貿易収支 | × | -5994億 | -2061億 | |||||||||||
10:30 | 中)消費者物価指数 | ◎ | +4.0% | +4.2% | ||||||||||
中)生産者物価指数 | ○ | +1.7% | +2.7% | |||||||||||
14:00 |
日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行き判断DI] |
× | - | 45.0 | ||||||||||
- | 44.7 | |||||||||||||
15:00 | 日)工作機械受注 | × | - | +15.8% | ||||||||||
15:30 | 仏)消費者物価指数 | × | +2.3% | +2.5% | ||||||||||
16:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
× | +0.7% | +0.7% | ||||||||||
+2.1% | +2.1% | |||||||||||||
18:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | -0.1% | -0.7% | ||||||||||
-2.2% | -1.7% | |||||||||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
○ | -0.2% | -0.7% | |||||||||||
-0.5% | +0.3% | |||||||||||||
19:00 |
欧)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | -0.3% | -0.1% | ||||||||||
+0.2% | +1.3% | |||||||||||||
20:00 |
南ア)製造業生産高 [前月比/前年比] |
× | +2.2% | -3.6% | ||||||||||
+1.3% | +1.0% | |||||||||||||
21:00 | 英)BOE政策金利&声明発表 | ◎ | 0.50% 据え置き |
0.50% 据え置き |
||||||||||
↑・BOE資産購入枠発表 | 2750億 据え置き |
2750億 据え置き |
||||||||||||
21:45 | 欧)ECB政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
25bp 利下げ 1.00% |
||||||||||
22:30 | 欧)ドラギECB総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | |||||||||||
加)新築住宅価格指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.2% | +0.2% | |||||||||||
+2.4% | +2.5% | |||||||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 37.5万件 | 37.2万件 | |||||||||||
米)小売売上高 | AA | +0.3% | +0.2% | |||||||||||
↑・小売売上高【除自動車】 | +0.3% | +0.2% | ||||||||||||
24:00 | 米)企業在庫 | B | +0.4% | +0.8% | ||||||||||
27:00 | 米)30年国債入札 | BB | 130億ドル | |||||||||||
28:00 | 米)財政収支 | B | -837億 | -1373億 | ||||||||||
|
ユーロドルに注力のため、見送り
ドラギ総裁の記者会見消化待ち。下落加速時にショートで追随狙い
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)