本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題への反応』と『欧米の株式市場の動向』、そして『ECB金融政策発表後のドラギECB総裁の記者会見』と『明日に、米・雇用統計の発表を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・08時50分:日)第4四半期GDP【二次速報】
・09時30分:豪)失業率&新規雇用者数
・17時15分:ス)消費者物価指数
・20時00分:独)鉱工業生産
・22時15分:加)住宅着工件数
・22時30分:加)新築住宅価格指数
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・05時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
・21時00分:英)BOE政策金利&声明&BOE資産購入枠発表
・21時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
・22時30分:欧)ドラギECB総裁の記者会見
・23時00分:加)BOC政策金利&声明発表
・明日に、米国の雇用統計の発表を控える
・欧州の債務問題(燻り続ける)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
・他の金融市場の動向(米株式や国債、金、原油、米国以外の株式や国債など)
・米国の超低金利政策の長期化への思惑
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
本日は、ニュージーランドと英国、ユーロ圏、そしてカナダの金融政策の結果が発表される。
また、明日に米国の雇用統計の発表を控える。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ数ヶ月の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などで大きく上下している。特に欧州債務問題でのユーロの変動が大きい。
今年に入ってから、欧州債務問題絡みの話題の一旦の材料出尽くしからか、それまで大きく下落してきたユーロの反発のほか、米国の超低金利政策の長期化懸念などで円以外の通貨ペアに対してドル売り、日銀の量的緩和拡大策をキッカケに円売り・ドル買いの傾向が優勢になっている。
先週のバーナンキFRB議長の議会証言【半期に一度の金融政策に関するもの】で大きめにドル買いに動いた他、週末には欧州債務懸念が再燃して週末にかけて、ユーロが大きく売られた。
今週に入っての為替相場は、ギリシャ債務問題への懸念などからユーロ売りやリスク回避の流れが優勢になっていたが、昨日の相場は巻き戻しが優勢となった。
本日は、引き続き、欧州債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性に注視。
また、ECB金融政策発表後のドラギECB総裁の記者会見や週間新規失業保険申請件数の発表での変動や明日に米国の雇用統計の発表を控える点にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・05時00分:NZ)RBNZ政策金利&声明発表
→済
・08時50分:日)第4四半期GDP【二次速報】
→発表での影響はなかなか
・09時30分:豪)失業率&新規雇用者数
→発表での影響はカナリ大きい
・17時15分:ス)消費者物価指数
→発表での影響はなかなか
・20時00分:独)鉱工業生産
→欧州市場が動き出すキッカケになるか
・21時00分:英)BOE政策金利&声明&BOE資産購入枠発表
→今後の金融政策や景気動向の思惑が噴出すれば大きな流れのキッカケにもなりやすい
・21時45分:欧)ECB政策金利&声明発表
→直後のECB総裁の記者会見に注目が集まる
・22時15分:加)住宅着工件数
→発表での影響はなかなか
・22時30分:加)新築住宅価格指数
→発表での影響はなかなか
・22時30分:欧)ドラギECB総裁の記者会見
→言及次第だが、今後の金融政策や景気動向の思惑が噴出すれば大きく反応しやすい
・22時30分:米)週間新規失業保険申請件数
→本日の米国の経済指標はコレのみ。明日に米・雇用統計を控える点や欧米の株式市場の動向にも注目
・23時00分:加)BOC政策金利&声明発表
→今後の金融政策や景気動向の思惑が噴出すれば大きな流れのキッカケにもなりやすい
3月5日~の週の為替相場の焦点(ドルとユーロ中心)は以下
▼6日に、米大統領予備選挙(スーパーチューズ・デー)
▼8日に、ECB金融政策結果発表及びECB総裁の記者会見
▼9日に、ユーロ圏財務相電話会合(ギリシャ第2支援最終決定)
▼週末に、米国の雇用統計が発表される
▼欧州の債務問題(燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(週末に米国の雇用統計)
▼米国の超低金利政策の長期化への思惑
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
▼米国の国債の動向(利回り・米長期金利がドルに影響)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼NZ、豪、英、欧、加の金融政策が発表
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3月8日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・明日に、米国の雇用統計の発表 | ||||||||||||||
05:00 | NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | ◎ | 2.50% 据え置き |
2.50% 据え置き |
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06:45 | NZ)第4四半期製造業売上高 | × | - | ±0.0% | ||||||||||
08:50 |
日)第4四半期GDP【二次速報】 [前期比/前期比年率] |
○ | -0.2% | -0.6% | ||||||||||
-0.6% | -2.3% | |||||||||||||
↑・名目GDP【二次速報】 | -0.3% | -0.8% | ||||||||||||
↑・GDPデフレーター【二次速報】 | -1.6% | -1.6% | ||||||||||||
日)経常収支 | × | -3200億 | +3035億 | |||||||||||
日)貿易収支 | × | -1兆3703億 | -1458億 | |||||||||||
09:05 | NZ)ボラードRBNZ総裁の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
09:30 | 豪)失業率 | ◎ | 5.2% | 5.1% | ||||||||||
↑・新規雇用者数 | +0.50万人 | +4.63万人 | ||||||||||||
14:00 |
日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行判断DI] |
× | 46.0 | 44.1 | ||||||||||
- | 47.1 | |||||||||||||
15:00 | 日)工作機械受注【改定値】 | × | - | -6.9% | ||||||||||
15:30 | 仏)第4四半期非農業部門雇用者【確報値】 | × | -0.2% | -0.2% | ||||||||||
16:45 | 仏)貿易収支 | × | -51.50億 | -49.93億 | ||||||||||
17:15 |
ス)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.2% | -0.4% | ||||||||||
-1.0% | -0.8% | |||||||||||||
20:00 |
独)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +1.1% | -2.9% | ||||||||||
+1.1% | +0.9% | |||||||||||||
南ア)製造業生産 [前月比/前年比] |
× | +2.2% | -1.3% | |||||||||||
+2.6% | +2.4% | |||||||||||||
21:00 | 英)BOE政策金利&声明発表 | ◎ | 0.50% 据え置き |
0.50% 据え置き |
||||||||||
英)BOE資産購入枠発表 | ◎ | 3250億 据え置き |
3250億 据え置き |
|||||||||||
21:30 | 米)チャレンジャー人員削減予定数 | C | - | +38.9% | ||||||||||
21:45 | 欧)ECB政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
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22:15 | 加)住宅着工件数 | ○ | 20.00万件 | 19.79万件 (19.80万件) |
||||||||||
22:30 |
加)新築住宅価格指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | +0.1% | ||||||||||
+2.5% | +2.5% | |||||||||||||
欧)ドラギECB総裁の記者会見 | ◎ | 要人発言 | ||||||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 35.1万件 | 35.1万件 | |||||||||||
23:00 | 加)BOC政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
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ロングヨリ
ドラギECB総裁の記者会見での反応で臨機応変に
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)