本日の為替相場の焦点は、『欧州の債務問題への反応』と『欧米の株式市場の動向』、そして『米・雇用統計の発表』と『週末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・22時30分:米)貿易収支
・22時30分:米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・09時30分:豪)貿易収支
・10時30分:中)消費者物価指数
・10時30分:中)生産者物価指数
・時間未定:中)鉱工業生産
・時間未定:中)小売売上高
・時間未定:中)固定資産投資
・18時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
・18時30分:英)生産者物価指数&【コア】
・21時00分:加)失業率&雇用ネット変化
・22時30分:加)貿易収支
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・週末要因
・ユーロ圏財務相電話会合(ギリシャ第2支援最終決定)
・欧州の債務問題(燻り続ける)
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
・他の金融市場の動向(米株式や国債、金、原油、米国以外の株式や国債など)
・米国の超低金利政策の長期化への思惑
・金融当局者や要人による発言
などの要因に注意。
★★★
週末金曜日で、ユーロ圏財務相電話会合(ギリシャ第2支援最終決定)が行われ、金融市場のビッグイベントである米国の雇用統計の発表日でもある。
米国の経済指標は、雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率がメイン。
その他、貿易収支への注目度も高い。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ数ヶ月の為替相場は、欧州の債務問題や金融市場のリスク許容度、世界経済の先行き懸念などで大きく上下している。特に欧州債務問題でのユーロの変動が大きい。
今年に入ってから、欧州債務問題絡みの話題の一旦の材料出尽くしからか、それまで大きく下落してきたユーロの反発のほか、米国の超低金利政策の長期化懸念などで円以外の通貨ペアに対してドル売り、日銀の量的緩和拡大策をキッカケに円売り・ドル買いの傾向が優勢になっている。
先週のバーナンキFRB議長の議会証言【半期に一度の金融政策に関するもの】で大きめにドル買いに動いた他、週末には欧州債務懸念が再燃して週末にかけて、ユーロが大きく売られた。
今週に入っての為替相場は、週明け前半こそギリシャ債務問題への懸念などからユーロ売りやリスク回避ヨリの流れが優勢になっていたが、水曜日・木曜日とユーロ買いやリスク選好ヨリに反転している。
本日はなんと言っても、金融市場のビックイベントである米国の雇用統計の発表に注目したい。
その上で、引き続き、欧州債務問題と金融市場のリスク許容度での方向性に注視すべき。
また、中国の主要経済指標の発表やユーロ圏財務相電話会合(ギリシャ第2支援最終決定)の結果、週末要因にも要注意となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・09時30分:豪)貿易収支
→発表での影響は非常に大きい
・10時30分:中)消費者物価指数
・10時30分:中)生産者物価指数
・時間未定:中)鉱工業生産
・時間未定:中)小売売上高
・時間未定:中)固定資産投資
→中国の景気先行きや金融政策への思惑は、金融市場全体に影響を与えやすい
・18時30分:英)鉱工業生産/製造業生産高
・18時30分:英)生産者物価指数&【コア】
→発表での影響はまずまず
・21時00分:加)失業率&雇用ネット変化
→発表での影響は非常に大きい
・22時30分:加)貿易収支
→発表での影響はまずまず
・22時30分:米)貿易収支
・22時30分:米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率
→1つの時間に2種類の経済指標。なんと言っても米国の雇用統計の発表に注目が集まる。欧米の株式市場の動向や週末要因にも注意
3月5日~の週の為替相場の焦点(ドルとユーロ中心)は以下
▼6日に、米大統領予備選挙(スーパーチューズ・デー)
▼8日に、ECB金融政策結果発表及びECB総裁の記者会見
▼9日に、ユーロ圏財務相電話会合(ギリシャ第2支援最終決定)
▼週末に、米国の雇用統計が発表される
▼欧州の債務問題(燻り続ける)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼主要な株式市場の動向(欧米が主体)
▼主要な経済指標の発表(週末に米国の雇用統計)
▼米国の超低金利政策の長期化への思惑
▼世界経済の先行き懸念(欧米が主体、中国の動向も重要)
▼欧州各国の国債の動向(入札状況や利回りに敏感)
▼米国の国債の動向(利回り・米長期金利がドルに影響)
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場の動向
▼NZ、豪、英、欧、加の金融政策が発表
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3月9日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&影響度) |
市場 予想値 |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・ユーロ圏財務相電話会合(ギリシャ第2支援最終決定) ・OPEC月報 ・来週から、米国が夏時間に移行 |
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08:50 | 日)マネーストックM2 | × | +3.0% | +3.0% | ||||||||||
09:30 | 豪)貿易収支 | ◎ | +15.00億 | +17.09億 | ||||||||||
10:30 | 中)消費者物価指数 | ◎ | +3.4% | +4.5% | ||||||||||
中)生産者物価指数 | ○ | +0.1% | +0.7% | |||||||||||
未定 | 中)鉱工業生産 | ○ | +12.5% | +12.8% | ||||||||||
中)小売売上高 | ○ | +17.4% | +18.1% | |||||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +20.5% | +23.8% | |||||||||||
16:00 |
独)消費者物価指数【確報値】 [前月比/前年比] |
× | +0.7% | +0.7% | ||||||||||
+2.3% | +2.3% | |||||||||||||
16:45 | 仏)鉱工業生産 | × | +0.5% | -1.4% | ||||||||||
未定 | 独)経常収支 | × | +104億 | +193億 | ||||||||||
独)貿易収支 | × | +130億 | +129億 | |||||||||||
18:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | +0.5% | ||||||||||
-3.1% | -3.3% | |||||||||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | +1.0% | |||||||||||
+0.2% | +0.8% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数 [前月比/前年比] |
○ | +0.3% | +0.5% | |||||||||||
+3.9% | +4.1% | |||||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】[前年比] | +2.5% | +2.4% | ||||||||||||
21:00 | 加)失業率 | ◎ | 7.6% | 7.6% | ||||||||||
↑・雇用ネット変化 | +1.50万人 | +0.23万人 | ||||||||||||
22:30 | 加)第4四半期労働生産性指数 | △ | +0.6% | +0.4% | ||||||||||
加)貿易収支 | ○ | +20.0億 | +26.9億 | |||||||||||
米)貿易収支 | A | -490億 | -488億 | |||||||||||
米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | +21.0万人 | +24.3万人 | |||||||||||
↑・失業率 | 8.3% | 8.3% | ||||||||||||
24:00 | 米)卸売在庫 | C | +0.6% | +1.0% | ||||||||||
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米・雇用統計発表日のため、発表を確認してから
米・雇用統計発表日のため、発表を確認してから
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