昨日からアメリカはサマータイム入りとなった。私も生活時間が1時間ほど前倒しになるので、どことなく活気が沸いてくる。米国株のオープン時間が22時半に始まるのだから、実に普通の時間帯である。23時半だと見ない時もあり、間延びしてしまうこともままあったくらい。日本は当面、サマータイムを導入しそうにもないので、向こう四半世紀くらいはまだ、間延びと緊張を繰り返すことになるのだろう(笑)。
週末の雇用統計をうけて、今週はドル高がどこまで進むかが最大の注目点であった。ドル円は83円台とかも軽くついてしまうのか。ユーロドルは1.3000を割り込んでくるのかなどだ。アジア時間ではドルの買い圧力がものすごかったので、ユーロドルもひたすら1.30台に落ち込んで上がってくることはできなかった。ドル円も同様にずっと82円台にステイ。
日本株が終わり間際に急落していたが、1万円の大台を目前にしているという日本固有の材料なので、あまり外部要因としては役に立たない。私もドル買いの方向で臨んで、どこかでポジション作りをしないといけないと思いながら、実際の為替相場の値動きが実に小さいものだから、どこでもドル買いに入っていける場所というのは見いだせなかった。
夕方からドル円は10ポイントくらいしか動いていないし、ユーロドルも1.31台を回復したとはいえ、やはり30ポイントほどしか動いていない。たしかにイベントはないのだから、こんなものかもしれない~。もうちょっとドル高の相場を期待していた分だけ、拍子抜けの感じ。
ユーロドルが突っ込んで1.3050とかを割り込んでいたならば、確実に売り込んでいただろうが、そういう展開にはならなかった。相場の動きが鈍いのも、ちょっと期待と違ったレベルで値段が推移しているために、マーケット参加者の興味も薄れてしまったからなのかもしれない。とっとと気を取り直して、今日のアジア時間から相場に臨むことにした。
本日、ランチタイムが終わったあたりに発表される日銀の決定会合の結果が注目された。日ごろは無視されがちなイベントなのだが、先月14日の会合のときには資産買い入れ枠の10兆円増額で、株高には弾みがつき、日経先物はその後の2週間で1000円も上がり、円相場も顕著に円安に進むことになる契機となった。
だから今回も結果にはそれほども期待されていないとされてはいるが、マーケット参加者としては相場の流れが出始める端緒になるのではないかという思惑もあり、無下にもできない。実際にアメリカの雇用統計では同じパターンで為替相場はドル高に進むことにもなったのだ。
12時半に出るのかと思ったが、予想されていた時間よりもさんざん待たされた。実に1時間以上も遅れて結果が発表された。日銀の発表を機にリスクテークで煮詰まっていたマーケットは、一気に調整のほうに向かった。日本株は急落し、円相場も円高に向かった。私も一瞬、ドル円でも売ろうかと思ったが、コレクションの流れについていくのはいかにも邪道だと思いやめ、逆にドル円は81円台割れで拾ってみた。
欧州市場にバトンタッチしていくなかで、白川総裁の会見が行われた。さほど話しが新鮮だったとも思えないが、ドル円は上昇し、雇用統計後の高値付近である82.65近辺まで上昇してきた。夜中にFOMCを控えているし、体力温存ということで一度利食うことにした。
結局、ドル円は高値を更新して82.80の手前付近まで上昇している。たぶん白川総裁の発言よりも、ユーロ安に引っ張られたドル全面高ということに反応しているようにも見える。ともかく今晩は肝心のFOMCなので、この後はまた様子見モードに入ることになるかもしれない。早めに寝て、3時起き!のつもりでいる。
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