■豪ドル/円は85円前半の攻防に大注目!
一度反発した豪ドルが再び値を崩してきた背景には商品市場が軟調に推移していることに加え、3月28日(水)の夜、RBA Watcherが「来週のRBA(※1)の利下げの可能性は50%」とのレポートを出したこともきっかけになっています。
本日の東京市場でも本邦から豪ドル/円の売りが持ち込まれ、豪ドル/円は一時85.48円、豪ドル/米ドルは1.0341ドルまで下落。
現在、豪ドル/米ドルは日足の一目均衡表の雲の下限での攻防です。
(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
一方、豪ドル/円は先週同様、85円台前半の攻防に注目。
豪ドル円は3月7日の安値84.81円をクリアに割り込んでいくと、下落に拍車がかかる可能性が高いため要注意です。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足)
仮に豪ドル/円がこのレベルを割り込んでくると、現在82円台後半で調整局面に入っている米ドル/円の調整も長引くことになるので、ヘッジファンドの友人たちも豪ドル/円の動向に注目しています。
今週は本邦の決算期であり、3月30日(金)のLondon fixing時(※2)などは、期末特有の特殊なフローが入る可能性が高いため、大きなリスクはとりづらいところですが、年初の堅調さから一転して軟調に推移している豪ドルの動向に注目です。
(※1 編集部注:「RBA」とはオーストラリアの中央銀行である「オーストラリア準備銀行」のこと)
(※2 編集部注:「London fixing時」とはロンドンで各銀行が対顧客向け基準レートを発表する時刻のことをいう。日本の仲値発表時のようなもの)
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