昨日は日本がお休みだったが、やはり気になるのは先週末に安値引けしたドル円の行方であった。80円台の前半まで押し込まれていて、いつ79円台に突入してもおかしくない状況。とくに早朝の時間帯は個人の証拠金取引からのポジション処理となるロスカットがいっせいに飛び出すのではないかということで、さらにその動向に関心が集まった。
しかし朝の早い時間帯には何も起こらず。確かに安値圏で安定はしているものの、だれも突っ込もうとしない。それでもドル円が反発するということもないので、ショートキープの私としては比較的に安心して見ていられる相場であった。あとは売り増すかどうかだが、84円台をつけた後の安値を更新したとはいっても、なかなかアジア時間で80円台を割れるような動きも見せない。
もちろん口先介入みたいな簡単な発言でも、ドル円はあっという間に80円台の後半まで戻されてもおかしくないことは承知している。私も無制限なリスクを取るつもりはないので、とりあえずは80.50に買い戻しのストップ注文を置いていた。
しかしこれも不思議ととどかない。このまま下攻めするのであれば、一度は50ポイント級の戻しがあってからのほうが、その分だけにわかショートも切らされるので勢いもつくだろうというものだが、まったく上がらない。まあ、上がらないというよりも動かないといったほうがよいかもしれない。値幅も20ポイントくらいしかないし。
欧州株は力強く始まったが、1時間もすると失速。マイナス圏に転じた。グローベックスでの米国株も軟調な地合いとなってきたが、それでもドル円の80円台は粘った。これだけ安値に張り付いているのだから、売りたい人が多いのだろう、それだけ売り圧力も強いのだろうと思っているが、なかなかに割れない。ここまで粘っているのだから、80円を割れれば少しは走るかと、80円ちょうど割れのところに売りのストップ注文をおいておいた。
クリアに下がってきたのはCAPMが出たときである。最近はセンチメント系の指標が悪いものが続いているということもあって、予想とはコンマ以下の違いしかなかったのにマーケットは過敏に反応して、ドル円も79円台に突っ込んだ。私の売り増しはできたが、どーんと下がるというよりも、およそ1時間ほどもかけて79.71まで到達。私も次の日は朝が早いし、うー早く寝たい!
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