昨日の海外市場ではギリシャ支援のあり方で大揺れに揺れた。まずはアメリカ発という観測記事で、ギリシャの第2次支援は延期されるではないかということ。これで欧州時間ではユーロ売りの圧力は高まり、私はユーロ円のショートを少しだけ持っているのに、ユーロドルも売ることとなった。月曜日のユーロドルの安値を抜けたら売り込もうと思っていたので、ユーロドルの1.2952に売りのストップ注文を置いたままだったのだ。
別に注文のことを忘れていたわけではないが、こういう話はいきなり出てくるものだから相場が動いてから対処するのでは間に合わないケースも多々ある。そこであらかじめショートメーキングの順張り注文を置いていたのだが、自分が意識していない時間にダンになったものだから、多少驚いた(汗)。ちょうどニューヨーク勢が参入する頃であった。
もっと急速にユーロが下落して、ユーロドルは1.28台にまで走るかと思えば、あんまり急な動きはなかった。ユーロクロスも下がっているので比較的に安心して見ていられたが、ユーロ円もユーロドルもショートで持っているのは効率が悪そうなので、ユーロ円が102円台に突入してきたことをよいことにユーロ円だけ買い戻した。
グローベックスでの米国株も急落しており、月曜日の早朝につけた今週の最安値をトライしているのだからクロス円でショートのままでもよいのだが、フレッシュに作ったのがユーロドルだったので、古いほうを手仕舞った次第だ。
経済指標がないので市場参加者は米国株オープンを待っているしかない。私もそうだった。米国株は大幅に下落してスタートしたが、1時間もするとさらに深押し。いよいよ新しいステージに入るかと思われたが、ユーロドルの差し込みは1.2910まで。すぐに戻り始めたので嫌な感じはしたが、米国株が安いままなのでとりあえず様子見。株価が切り返してきたら買い戻そう!
しかし様子見する間もなく、すぐに私のコスト近辺までユーロドルが上がってきた。欧州で何が起こっているのかはわからない。しかしきっと何かユーロ圏にとって良い材料が出たのかもしれないし、これから出るのかもしれない。ユーロドルの1.29台のローで拾うことはできなかった。まあ、相場の端っこを当てることはできない。残念ではあるが、戻ってきたのでほぼ同値で買い戻した。
やはり夜中にはギリシャの支援が10日に行われるというEFSF筋からの表明があったようである。それで安心感からリスクテークになったということだ。しかしユーロドルは観覧には1.29台の後半まで戻しきりことはかなわず、また垂れてきている。
今晩も経済指標よりもリスクのいかんに相場の行方がかかっている。同じようなことの繰り返しだが、19時くらいまでの欧州株の動向やユーロの値動きをしっかりとウオッチしよう。それからポジションの方向性を検討して相場に入る。
ただし今週に入っての3日間は、ご丁寧にも連続してリスクオフの方向を攻めており、その後にショートカバーが起こるということを繰り返している。今日も同じパターンであると思って臨んだほうが無難だろう。
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