ユーロ/米ドルは、6月1日(金)に1.2289ドルから切り返して1.2749ドルまで上昇。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
ユーロ/円も同日に95.59円をつけて急速に切り返して、6月20日(水)は101.41円まで反発しました。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:ユーロ/円 4時間足)
ユーロ/米ドルは前コラムでご紹介したFXコンセプツ(※)の戻しのターゲットである1.2900ドルに向けて反発中。
【参考記事】
●ユーロ/米ドルが乱高下する理由とは? 1.29ドルまで反騰後1.20ドル割れの予想も(西原宏一、6月14日)
(※FXコンセプツ=ニューヨークを本拠とする、40億米ドルの資産を運用する世界最大級の為替ヘッジファンド)
■材料出尽くしの中、反発するユーロ/円に注目!
つまり、メディアで喧伝されるユーロの悲観論とは裏腹に、ユーロもオセアニア通貨に追随する形で、市場参加者の買い戻しが広範に進んでいる模様。
今週(6月18日~)もスペインを筆頭にユーロに関する悪材料には事欠きませんが、そうした報道でのユーロの下落は限定的で、ポジティブ・サプライズによるユーロ反発のスピードのほうが目立ってきています。
6月20日(水)もメルケル独首相の「EU(欧州連合)救済基金による国債購入は可能性がある 」との発言が報道されると、ユーロ/米ドルは1.2749ドル、ユーロ/円は 101.41円まで急反発しています。
市場のセンチメントとは裏腹に、6月1日(金)に底入れし、反騰を続けるクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)。
ユーロ圏を見ると、依然として楽観視できない情勢が続いていますが、ユーロに関するイベントが次々と終了するに連れ、反発の度合いを増しているユーロ/円、そして大きな反落もなく上昇を続けている豪ドル/円の動向に注目です。
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