昨日の昼間は相場が動かなかった。やはり大統領選もあることだし、だれもが様子見の姿勢に入ってしまうのかとも思われたが、欧州序盤でユーロ売りがかさんできた。ユーロドルは日足のチャートで見ても1.2800あたりがひっかかりそうな形をしていた。
それで9月以降は下がっても、しっかりと1.2800がサポートされてきた。9月の雇用統計の発表時依頼はユーロドルの1.27台にお目にかかっていないのが事実。それがあっさりと割れてきたのだ。ちょっと驚きである。
確かにギリシャ支援の問題が先延ばしにされ、その上、スペインはいまだに支援要請をしていない。徐々にではあるが欧州の信用不安が高まりつつあるのを感じながらも、ユーロドルが1.28台より上にある分には、不安は遠のいたのだろうという振りを全員がしていたようなものである。
実際に株価などは多少の調整があったにしても、年初からのレベルに比べると、とても高いと言わざるをえない。そうした外部環境ではなかなかリスク回避となりづらくもあり、ユーロを好んで売るのは嫌な感じもするのだが、久しぶりの1.27台なので私は売ってみることにした。
ユーロドルを1.2797で売りこんだのだが、それまでの下落の勢いはなくなった。手順通りに1.2815で買い戻しのストップ注文を置いて、あとは運を天に任せるのみ。こうなってくると夏時間が終了したことで、米国勢の参入までが間延びして感じられてしまう。ユーロドルはニューヨークオープン前に1.2767まで突っ込んだが、たかだかそこまで。
要するに、ぜんぜん走らなかった。すぐにショートカバーが入り、1.2790あたりまで簡単に戻されてしまう。1.28台にまではなかなか戻りはしないものの、自分のコスト近辺でウロウロされるのは気持ちがよくない。1.2750あたりを触ってくれれば、思い切って売り増すところなのだが、まだ月の初旬なので無理は厳禁にしておきたいところ。
ようやく米国株も始まったが、23時半だ。いかにも遅い。しかも為替相場は1.27台の後半で動意薄。私は眠くもあったので、ストップ注文をそのままにしておいて、利食いは置かずに睡眠。まだ身体が冬時間に慣れていないし、早起きしてポジションが残っていたら勝負しよう!
というわけで朝の4時半におきた。夏時間のニューヨーククローズ間際だ。ちょっとはやく起き過ぎたようだ。まだクローズまで1時間以上も間がある。しかもユーロドルはほとんど動いていない。まったくの拍子抜け…。早朝にG20からの声明のようなものが出てきたが、マーケットにはノーインパクト。
それでも最近はアジア時間でリスクテークになることがひじょうに多いので、その段階でユーロの買い戻しに遭遇するのも嫌なので、バリューデートが変わる前にほぼ同値で買い戻しておいた。
ジア時間でもユーロは動かず、目立ったものといえばドル円がちょっとだけ80円割れを喫したことである。あとはRBAが利下げをしなかったということでオージーがぶっ飛んでいる。それでも変動の値幅は大したこともなく、やはり大統領選に向けての様子見が続いているというしかない。
大統領選挙の結果がほぼ見えてくるのは日本時間の水曜日の午後くらいだとされている。最初に投票結果のでたニュージャージーの選挙人10人の地区では、なんでも史上初めて5対5だったそうだ。しかし今晩も動きそうもないし、思い切って1日フルに休んでみるのもよいのかもしれない。
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