昨日は大統領選挙の開票の日。オバマ優勢であったのは事前からのコンセンサスのようなものであったが、同じ政権が続くということにマーケットがどのような反応をするのかが試された。アジア時間では開票作業が始まるとともにグローベックスでの米国株は安値攻めに向かった。
そこで私もクロス円のショートで臨んだのだが、午後になってオバマの当選が確実ということになって急激にリスクテークの展開に変わった。私のユーロ円も速攻で買い戻したが、その後もその流れは続いてユーロ円は103円台のミドルまで買い上げられた。
欧州序盤になると株高はいっそう進んで、米国株は前日の高値をも越えてきた。私としてはリスクテークの曲がりどころ、つまり株価の反転どころを狙ってもう一度、クロス円を売り込みたいと思っていたのだが、これではとてもクロス円を売って行くような状況にない。
だからといって自分の相場観に違っているのに、こんなところからわざわざトレンドフォローとしょうしてリスクテークのポジションを持たなくてもいいはずだ。次の潮の変わり目はニューヨークオープンではないかと考え直して、今年のイタリアワイン新作のノべッロを味わった。もしこのまま思い描いているような相場展開がなければ、そのまま酔っ払って寝てしまおう(笑)。
ニューヨークは冬時間に入っているので、どうせ23時くらいまでリスクテークのままだろうと思っていたのだが、変調をきたしたのは21時を回ってからだった。ノートPCを開いて値段を確認すると、米国株は午前中の安値近辺まで急落していた。ユーロドルが1.28台の後半でやっていたものが、1.27台のミドルまで押し込まれている!ユーロ円がまだ102円台だったので、なんだか売れ残り感が強かったので、ユーロ円を102.17で売っていった。
ノベッロはなかなか美味くてガブガブと行ってしまっているので最悪のケース、注文を入れ忘れて寝てしまうことを避けるためにも、いちおう102.40で買い戻しのストップ注文だけを一緒に置いておいた。どうやらドイツの指標が悪かったところへ、欧州域内の経済成長見通しが下方修正されたのが、マーケットのムードを暗くしてしまったようだ。
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