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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

スペイン支援要請でユーロ上昇、
でもドル円は重い足取り

2012年12月04日(火)17:20公開 (2012年12月04日(火)17:20更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州市場ではユーロが強ぶくんでのスタートとなった。アジア時間からユーロは堅調な動きを示し、ユーロドルは1.30台に乗せてきて、そのまましっかり。欧州不安の鎮静化とアメリカの財政協議の心配がかなり薄らいできたからでもあった。単純なリスクテークかといえばそうでもなく、ドル円は重い足取り。

 ドル円はすでに先週において82.70レベルを2回も挑んだ後だけに、短期的なダブルトップとなってしまっており、ちょっと上値の重さが意識され始めるころ。ドル円のロングポジションをホールドしているプレーヤ―にとっては苦しい値動きとなっている。ユーロドルは上値がどこまで伸びるのか。ドル円の安値はどこまでか。それが注目を集める欧州市場となった。

 形の上ではドルの全面安の形をしているので、私としてはドル売りに励みたい。しかしドル円はこの下はビッドが詰まっているようだと聞いているし、かといって1.30台のミドルアッパーにユーロドルを買っていく気にもなれない。そこへ「スペインが支援要請」という報道が流れた。これまで何度も出ては消えたスペインの要請だ。そのたびに何度もユーロ買いとなっては、「要請するつもりはない」という否定発言で振り落とされてきた。

 しかし今回は1.29台から上がってきて、フレッシュなゾーンである。売り上がった人々のストップロスも積み上がっているかもしれない。私はいままでユーロ買いに傾けなかった分、やっと端緒を見つけて動くことができた。1.3074まで上がったところを、待って押し目の1.3058で買った。

 だが私が買った後は1.3050を底にして上にいきたそうにはしていたが、ぜんぜんフェイバーになったと言えるほどのものではなかった。早くも私は損切り態勢へ。1.3050アッパーにはそれなりに20分以上の滞空時間があったのだから、その分だけのユーロロングも新規にできたことであろう。つまり私と同様にシコリである(苦笑)。1.3050を割り込んだらすぐにやめよう…。

 グローベックスの米国株は実に強い。大統領選の結果判明の直後はまずはショートカバーで株価上昇で反応したのだが、その当時のレベルまで戻してきている。これで完全な全戻しである。リスク許容度も増大しているのは確かであり、ユーロ買いや円売りの圧力は相当に増すだろうと期待していたのだが、米国株オープンを待たずにユーロドルは1.3050を割れてきた。株が高いのにとは言ってはいられないところ。私もやむなく1.3046で損切った。

 しかし実際に米国株が大幅上昇で始まってみると、やはりユーロは買い上げられた。私は早々にフテ寝をしてしまったが、後から見るとご丁寧にロンドン時間での高値近辺までメクリ上げられている。うーん、なんとも残念。しかしそれは買い直さなかった自分が悪いわけで、損切りしたことを悔やむ必要はない。

 本日のユーロも強いには強いのだが、昨日の高値である1.3075を目前に、ちょっと惑っている感じだ。米国株は反転、下落し、下げ幅もそれなりにあった分だけ、リスクテークのポジショニングは取りづらいところ。私も昨日の分を取り返そうと、何度もユーロドルの戻りを叩いては、そのショートを7ポイント下とかで利食いしている。

 欧州勢の参入とともにどちらか動いたほうに自分もついていきたいと思っているが、ユーロの目先が重そうなので、下攻めが先ではないかと考えている。ユーロドルは昨日のニューヨーク時間に1.3045近辺で何度も止められているので、そのあたりが抜けられるかどうかが、方向感が出るかどうかの分かれ目だろう。東京時間でも下攻めしたが、その辺りで止められた。

 今晩はEUの財務相会合などがあるが、すでにギリシャやスペインの支援の問題は関心を集めていない。アメリカの指標もないことから、今晩はイベントなしともいえる。こうなると余計にテクニカルポイントが重要になる。ユーロドルは1.3045も下回ってきたとしても、1.3000には1週間以内のオプションのストライクもあるとされており、一本調子でのユーロ下落も考えにくい。


日本時間 17時00分

 


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