昨日の欧州時間の始まりでは、久しぶりに高いレベルをやっているユーロドルの動きに注目が集まった。アジア時間は1.3045を底値にして止められた。これは前日のニューヨーク市場で高値をやった後のディップでもあった。ちょっと短期的なサポートを形成している。その一方で高値サイドは1.3075を目指すのは言うまでもない。緊張を強いられるレベルでもあるので、値動きもジワジワとしか動かなくて、かなりの神経戦を迫られている感じだ。私もこのレンジの中でユーロドルの売り買いを繰り返した。
欧州時間の序盤ですでにユーロドルは前日の高値を越えることもあって、1.3076や1.3082まで上がってしまう局面もあった。言うまでもなく高値近辺で逆張りしている私は、そのユーロショートをはみ出したところで買い戻させられている。さすがに2回も買い戻しさせられると、もうショートで入ろうとは思わない。
ここから大きく上がるとは私には思えないのだが、とりあえずレンジの端っこでショートにするのは踏みとどまることにした。損切りラインは近いところに設定できたので、まだ体力は残っている。もうひと勝負したいところ。経済イベントが少ないので、またアメリカの財政問題に振らされることになりそう。
基本的に欧州時間でユーロが強ぶくんだのは、やはりギリシャが国債の買い戻し案に応じるなど、信用不安がかなり小さくなってきたことの現れでもあろう。ユーロドルはスピードこそ遅いが、ついに1.31台にタッチ。1.31台というのはドラギ総裁が「何でもやる」と発言して、ユーロドルが今年の最安値である1.20台からのマックス戻しである。なおさら重要な節目に差し掛かっているはずだ。
欧州時間では株高もありリスクオンの状態が続いたが、やはり想像した通り、米国市場では財政問題に関する発言がいろいろと出てきた。見えてきたのは依然としてオバマ政権と議会のほうでは妥協を図るにはまだ程遠いようだということ。ニューヨーク時間では反対のリスク状況となったわけだ。しかし米国株は安いには安いのだが、変動値幅は小さくて、大きくどちらかに振れるということはなかった。ドルの全面安という形で進行したので、ドル円も81円台に押し込まれ、ユーロドルは1.3100をはさんでの展開が続いた。
昨日のユーロドルの高値は1.3110までだったが、それを今日の東京市場で上抜いてきた。東京オープン直後だったので、ストップハンティングのような仕掛け的なユーロ買いも出ていたのだろう。
しかしランチタイム近くになって中国株が急上昇。それにともなって本格的なリスクテークの様相を呈してきた。中国では民間調査の景況感が発表されることになっていたので、きっとそれが良かったのかもしれない。そう思って私は円売りで臨もうと考えた。ユーロドルは事実上、1.3110近辺でキャップされているようにも見えたので、ドル円ストレートでロングにしてみることにした。すでに82円台まで戻しているが仕方がない。82.09で買っていった。82円ちょうどを割り込んだら投げ売りするようなイメージ。
ちょうどランチタイムにさしかかるころだ。ようやく日本株も反応してきて、日経先物は昨日の高値である9460円を越えてきた。ドル円も82.20レベルまで上がってきた。いかにも値幅が小さい。あんまりにも上がりにくそうにしているので、私は82.26でオファーをした。勢いに乗って買っているだけなので、本格的な売りものとかが出てきたらすぐにでも押しつぶされてしまいそうだ。
なんとか売ることはできたが、ドル円は82.34まで。日経先物が先週の高値である9540円の手前である9530円まで急上昇したのに比べると、いかにも上昇幅が足りない感じがした。まあ、先週までもさんざん高値を攻め続けたので、コストの高いロングのシコリによる逃げのオファーもたくさん存在しているのだろう。
今夜はADP指数やISMの非製造業など、相場を動かしそうな指標がある。すでにリスクテークの勢いは衰えてきており、株価も鎮静化しているが、ユーロドルの1.31台がキープできるかどうかに注目したい。ジンクスとしては、東京市場でつけたユーロドルのはみ出した高値や安値は、必ずと言ってよいほど、海外市場で反対方向を攻めることになる。この通りだと今晩は大きくユーロ売りの相場となるはずなのだが。
日本時間 17時20分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)