みなさん、こんにちは、葉那子です。
今回からまた新しいゲストのご登場です。

以前、ザイFX!TVにもご出演された、GCIキャピタル・チーフストラテジストの山岡和雅さんにお話をうかがってきました。
【参考コンテンツ】
●ザイFX!TV(原宿):ユーロ急落なんのその! FXの勝ち方読み方大全集!

山岡さんは、10年以上、インターバンクディーラーとしてご活躍された方で、為替に関する質問に分かりやすく答えてくださるということで、今回は年末年始にかけての大相場の背景をメインに、おもにファンダメンタルズに関する質問をいろいろとさせていただきました。
■急速な円安は期待感の表れ
Q 2012年12月に安倍新政権が発足した前後で、米ドル/円を筆頭にクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)が大きく上昇しました。実際に具体的な政策が出る前から期待感だけで大きく上がっていきましたが、いったいどういう人たちが期待しているのですか?
個人ももちろんですが、生命保険会社のようないわゆる機関投資家と呼ばれる人たちやヘッジファンドなど、儲けるために為替相場を利用している世界中の人たちの期待感が年末年始の急激な円安につながったそうです。
相場というのは、基本的に期待感で動くのが一般的。
実際に何かの材料が出てから相場が動くということもありますが、お金の流れがありそう、という期待感だけでも市場は動きます。
理由は単純で、他の人より早く動かないと儲けるチャンスがないから。
先手必勝というわけです。
たとえば、教科書的に言えば、景気がよくなるとその国の通貨が高くなるものですが、実際に良くなったのを確認して上がるのではなく、良くなりそうだなという期待から動き出すのです。
そして今回の米ドル/円は、上昇のスピードが非常に速かったわけですが、それだけ安倍氏率いる自民党への期待の大きさが表れています。
安倍新政権に変わる以前までは、先進国の中で日本だけが通貨高、およびデフレの状況を放置していたと世界から思われていたようです。
そこへ、安倍政権に変われば、積極的な金融緩和を実施するのではないかという期待が世界中に広まり、米ドル/円を押し上げたのです。
こうしたファンダメンタルズの部分が円安トレンドのきっかけとなったわけですが、その後の加速の背景には「買い遅れてしまった人たち」の存在が大きかったようです。
今回の円安相場は、まさに相場の格言で言うところの「押し目待ちに押し目なし」状態で、米ドル/円、クロス円はほとんど押し目がないまま一本調子で上がっていきました。
この急激な動きの中でも、押し目を待たずして途中参加してくる実需に加え、投機目的の出遅れてしまった投資家たちも買いに参入してきたことで、ますます上昇が加速していったのです。
この記事へのコメント
榊
オプションバリアーの扱い方参考になりました。
ありがとうございます。
そして、葉那子さんも諦めないで頑張ってください、影ながら応援しています。
でなんですが、成功したトレードの
画像を記録しておいて似たチャートの時だけ
参加するっていうのはどうでしょうか?
ちなみに自分は、20分足の平均足チャートにチャネルラインを引いただけのトレード方法です。
ダウ理論がベースのチャートパターンもあるんですが、
ラインを越えたらエントリーして途転って感じです。
最後に葉那子を見ていると、昔の自分を見ているようで懐かしいです。
投稿日時:2013/02/05 01:04
葉那子
>榊さん
コメントありがとうございます!
画像キャプチャは前に100枚以上撮ったのがあるのですが、確かに最近はやってなかったです。
もう1度やってみようと思います。
アドバイスありがとうございます!
投稿日時:2013/02/07 10:42
※当コラムのコメント受付は終了いたしました。
たくさんのコメントありがとうございました。