■米ドル/円の石破レンジ85円~90円に注目!
みなさん、こんにちは。
2013年は大方の予想どおり、年初から急激な「日経平均の上昇と円安」相場が続き、米ドル/円は一時、89.67円まで急騰しました。
90.00円に迫る勢いでしたが、甘利明・経済再生担当相の「過度な円安は輸入物価にはねかえり、国民生活にとってはマイナスの影響も出てくる」とのコメントで、石破レンジ(※、85円~90円)の上限で米ドル/円の上値がはばまれた展開となっています。
(※編集部注:自民党・石破幹事長が「1ドル=85円から90円が望ましい」と発言したことから発生した言葉。以下の参考記事も参照)
【参考記事】
●【2013年相場見通し】日経平均とドル/円が注目の的。ドル/円の上値メドは90円に!(12月27日、西原宏一)
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
加えて、今回の円安相場のきっかけとなるコメントをしたゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長のジム・オニール氏も、一転して「円は売られ過ぎている」と発言。
2013年、年初から調整なく急騰を続けていた米ドル/円が、やっと短期筋の利益確定の売りを誘因し、米ドル/円は1月16日(水)に87.79円まで反落、久しぶりに2.1%ほど調整しました。
(リアルタイムチャートはこちら →FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
ただ、多くのオシレーター系のチャートが示唆するほど、大きな調整は起きていません。
米ドル/円の上昇があまりにも早かったため、欧米の短期筋は別として、リアルマネーが買い遅れている模様。
1月16日(水)に米ドル/円が88.00円を割り込んだ局面でも、米系のリアルマネーがコンスタントに米ドル買いを持ち込んでいるようです。
こうした米ドルを買い遅れた参加者が、米ドル/円の反落時には新たな米ドル買いを持ち込むため、米ドル/円の押し目はあまり深くなさそうです。
さて、上記の石破レンジに加え、マーケットで話題になっているのが…
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