昨日は昼間に北朝鮮の核実験があったが、前もって予想された事態だったので、あまりマーケットには影響を与えなかった。それよりも週末に控えたG20に向けての、各国要人の発言が目立ってきた。アジア時間のドル円は94円台でステイしていたが、欧州時間になってG7からの声明が公表されて、それまでの円売り一辺倒の展開は縮まることとなった。G7声明では従前の内容を繰り返したものであり、為替相場は市場に任せるとか、介入はしてはいけないといったもの。
それでもドル円は94円台をキープしたままで、むしろユーロが上がっていったので、ユーロ円が上昇するという展開となった。私としてはG20絡みで市場が乱れるならば、やはり円ロングの方向だろうと考えていたので、ドル円やユーロ円が強い局面ではあまりイントが沸かない。
G7声明の解釈が分かれてしまった。アベノミクスにともなう過度の円安を指しているのかどうかである。大別すると、アメリカ、イギリス、カナダ、スイスといった国は、日本の経済政策について好意的である。また高官の発するコメントも日本を支持したものが多い。
一方でドイツやイタリア、フランスなどは批判的な意見が多い。とくにフランスは為替相場が自国通貨高になると真っ先に根をあげて他国批判に走る傾向が見られる。そもそもG20を控えてわざわざとG7だけで声明を出すこと自体、異常なことだとも思えるのだが…。とにかくそのような要人発言には注意を払いながら進んでいかなければいけない状況が週末まで続くことには変わりがない。
ニューヨークオープン前にG7当局者の話として、「G7声明の目的は過度な円安に対する懸念のため」と言ったことで、ドル円は1円以上の下落を演じた。これは私の出番かと思って、93.67で売ってみた。
すでに93.28まで落ちた後の戻りである。戻りを売るのは怖い~。このまま持っていかれたら大変。朝の高値である94.46と、目の前での安値である93.28との半値である93.87を越えたら、あきらめざるをえない。ロスカットは93.90で置いて、しばらくはマーケットを見守ることにした。
その後は瞬間的にはドル円は92円台にまで差し込み、いよいよもってG20では日本批判が高まるのではないかとの観測が高まった。私としては先日の麻生発言で下げた92.17というのが目標として頭をよぎった。
しかしマーケット全体が円の買い戻しに向かっているせいか、なかなか上値も重そうに見えた。92円台からは速攻で跳ね返され、ドル円は93円台の前半でやっている。もう眠たいし、私は半分だけ利食って、残りは92円の突っ込みからの最大の戻しである93.37のちょっと外側である93.40で買い戻しのストップ注文を置いて寝た。
本日は寝坊してしまい目覚めると8時くらいだった(汗)。ストップ注文はダンになっていた。その後にイギリス政府筋から日本フォローのコメントも出てきたのでリバウンドしたようである。またドル円が93.20あたりでやっていたので、再び下がったということだ。私のような短期的なショートを切りに行っただけのようだ。無念だったが、また入りどころを見極めて参戦せねば!
今日のアジア時間ではドル円はやや重かった。オバマ大統領の一般教書演説も、事前に内容が公開されていたこともあり、それほどインパクトはなかった。今晩の注目も欧米からの要人発言になる。
要人発言は突発的に出てくるので、待っていて構えている性質のものではない。為替レート、とくにドル円の値動きを睨みながら、それが不穏な動きを見せはじめたら、何か出ているんだろうなあと考えて、動いている方向についていく。もうしばらくは、これしかなさそうだ。
日本時間 18時00分
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