昨日はイベントがないということで、市場は短期的な需給にだけ振らされるのかと思われた。そしてテクニカルで重要な節目、節目ではきちんと止まるような、ある種のレンジ相場のようなものを想定していた。しかし欧州市場ではイタリアの再選挙の可能性が濃厚になってきたことをリスクオフの材料にして、欧州通貨は売りが優勢となった。
早々にユーロドルは1.29台入りし、ポンドドルも瞬間的ではあったが1.50台を割り込んだりもした。そうしたリスクの状況だったので、株価も振るわない。欧州株が安かったのにツラれてグローベックスでの米国株も安値模索。アジア時間に日経先物は今年の最高値の11770円を付けていたものが、11615円まで後退。私も大いにリスク回避の方向に興味を抱いた。ドル円かユーロ円でも売っていこうということである。
そもそもあんまり動かないだろうと考えているので、想定するレンジも狭いものとなる。ドル円は朝から落ちてきているので、93.50アッパーは売りゾーンとし、93円台の前半は利食いの買い戻し。朝につけた日中の高値である93.72を越えてきたら、このオペレーションはおしまいにするといった感じ。
そこでさっそくドル円を93.51でショートにしてみた。つるっと落ちることがあっても、93.45まで。すぐに戻ってくる。時間はかかるかもしれないし、オーバーナイトのポジションになるかもしれない。ストップ注文は93.75で置いてあるが、このまま動かないのも困りものだ…。
イエレン副議長が金融緩和の継続を強く主唱したので、それまで下げていた米国株も切り返してきた。自分のポジションにとっては辛い状況である。値動きは緩慢だが、それでもドル円は重たい足取りだった。戻っても93.50あたりがせいぜいで大きくショートカバーする様子はない。まあ、これで米国株などが大きく上昇でもしない限りは、外部環境的にもリスクテークにはなりがたいだろう。私は利食いも92.85で置いて、寝ることにした。
朝、起きると米国株が高かった。それなのに運よく私の損切りはついてなくて、ドル円のレベルは93.40くらいだった。よく上がらなかったものだとちょっと感心しながら、93.42で買い戻した。くたびれ儲けである。ニューヨーク時間の間、ドル円は20ポイントほどしか動いておらず、ユーロドルも1.3000をはさんで上下15ポイントほどだけだった。
今日は東京時間で日本株が今年の最高値を記録して、その後はちょっと上値の重さが目立って来ている。日銀の次期副総裁の候補が「外債の購入は必要ない」と発言したことで、ドル円も上値追いをやめてしまったからだ。やはり私としてはリスクオフになるのが気になるのは昨日と変わらない。
マーケットを見ているとリスク外しの機会を待っていながら、なかなかそのチャンスが訪れないので、株価やドル円などはジワジワと上がっているという図式であるように思う。何が出てもいいように、定期的な相場のチェックは怠りなく臨みたい。
日本時間 17時30分
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