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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

円債急落で97円台より落下、
雇用統計だが円相場のゆくえに関心

2013年04月05日(金)17:12公開 (2013年04月05日(金)17:12更新)
持田有紀子

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 昨日は日銀会合の結果が必要以上に好感されることとなった。黒田総裁の会見が夕方から予定されていたが、その前までにドル円は95円台の中盤まで戻していた。ナイトセッションになっても日本株の買いでリスクテークの勢いはおさまらず、日経先物は13000円までワンタッチすることとなった。黒田総裁の発言では「2倍の」といったフレーズが目立ったので、とてもすごいことをやりそうだ、という印象が強かったのであろう。

 あとはこの金融政策が海外勢にどう受け止められるかである。ドル円やユーロ円はもう一段高もあるのか。それとも明日の朝になってみれば、ほとんど元に戻っていたということになるのか。海外のメディアを見ても、おおむね好意的なコメントが多かった。しかし欧州時間では一服感もあり、ドル円は95円台ミドルで方向感が出てこない。

 ただECBのドラギ総裁が利下げの示唆とも取れる発言をしたことで、ユーロが弱ぶくむ局面もあった。ユーロドルは今年の最安値を更新して1.2746まで下がったが、ユーロ売りは続かず。やはり市場の関心は日本の金融緩和であり、ドル円の行方であった。ドル円は黒田総裁の会見の尾中でつけた高値がかなり意識されたが、ニューヨーク勢も円売りに大きなインタレストを持っていたようで、95.70を越えてくると後は押し目をほとんどつくらず。

 ユーロ円の買いも入ったようでユーロドルまで反転してきた。ドル円とユーロ円はとても強く見える。私もロングにして手を出しては、20ポイント取りを目指すのだが、うまいこといってもトレンドフォローで10ポイント取るのがせいぜいだ。一方的に上がっているように見えても、それだけロング攻めしている人々も多いようで、すぐに売りものに押されたりする。

 そうはいってもそれで深押しはしない。しかし、また立ち上がるまでにはものすごい時間がかかる。結局、ドル円は96円台に乗せてきて、今年の最高値であった96.70を目指すこととなったが、ブレークしてきたのは今日になってからだった。

 今日は朝からリスクテーク。象徴的なのは日本株で、日経先物は13000円台でスタートし、そのまま高値攻めとなった。これでちょっと96.30あたりでマゴマゴしていたドル円も一気に高値攻め。そして96.70は素通りして、97円台に乗せてきた。いったん乗せると、もう97円台を割らない。強いには強いのだが、かえって97円台に居座ってしまい、値幅は小さくなってしまった。

 しかし東京市場の午後から円債が急落。昨日、金利会合があっただけに、こんな急落を見せつけられると、やはり間違った方法ではないのかという疑念がわく。ドル円は97円台を割ってきたところだったが、円債がこうなっていては不審に思った海外勢も売ってくるだろうと思い、私はドル円を売ってみた。

 すぐに円債先物はストップがかかって、値段の下げは売り気配のままで止まってしまったが、現物の円債などはまだ下げている。リスク回避でけっこう落ちるかも。そう思って構えていたが、円債先物が再開されるともう一段押しした後に急激に値が戻ってきた。それを契機にドル円のショートは止めてしまったが、この円安相場の中でドル円ショートで50ポイント以上も取れるとは思えなかった。しかしこうした債券の動きが、今後の日本市場に不安の種を残さねばいいのだが。

 今晩はアメリカ雇用統計だ。就業者数は当初は20万人以上の増加が見込まれていたが、先日のADP指数が悪かったこともあり、かなり控えめな見方が広がっている。就業者数の下方修正は仕方がないにしても、失業率が7.7%であってくれればそれでよしとする態度だ。市場の関心は日本の緩和策による影響がどこまでかに集まっているので、ドル円やユーロ円の伸びの限界を気にしている。今回の雇用統計ではあまりマーケットが動きそうにないと思う。


日本時間 17時00分
 

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