■日経平均は1万7000円、さらに2万円の大台も夢ではない
本日5月23日(木)こそ、後場から日経平均が大きく崩れていますが、ここ最近までの日米の株式市場が非常に順調であることは、ここで紹介する必要もありません。
(出所:株マップ.com)
(出所:米国FXCM)
昨日5月22日(水)の新聞にも国内株式の投資信託が爆発的に売れており、売り切れが続出していることが報じられています。
長く低迷していた国内株式市場を見て、個人投資家も機関投資家もリスクを極力取らないようにしてきたために、買い余力が旺盛にあるということでしょう。
国内の株式市場が年内にいくらまで上昇するかということに関して断定的なことは言えません。しかし、日経平均で1万7000円程度はかなりの確率で達成するでしょうし、状況によっては、2万円の大台も夢ではなさそうです。
(出所:株マップ.com)
それほど、最近までの株式市場の値動きを見ていると底堅い動きをしています。こうした底堅い値動きは、まだまだ市場に「買い余力がある」という示唆であると、受け止めておいて良いでしょう。
■日銀の長期国債保有額がはじめて100兆円を突破
さらに、追い風もあります。日銀は5月22日(水)、保有する長期国債の残高が20日(月)時点で、102兆3472億円であったと発表しました。100兆円を突破するのは、初めてです。
4月に「量的・質的緩和」を決めた後、国債の買入れペースが加速していることが浮き彫りになりました。
黒田日銀総裁は、デフレ脱却に向け、不退転の決意を国会などでも表明していましたが、まさにその決意どおりの金融政策を実施していることがはっきりと見て取れます。
■米ドル/円は6月までに105円、年内110円もありうる!
株式市場の強気相場に比べて、為替市場の円安進行が緩慢ですが、これは、やはり国内投資家が為替リスクまで取って、海外への投資を積極的に行うことに、やや慎重であることが原因であると考えています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
しかし、米国経済も順調なことを考えると、長期的な円安トレンドに変化はないであろうと思っています。6月までには1米ドル=105円程度までの円安は実現し、年内には110円もありうるような環境になってきたと考えています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
昨日22日(水)、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が…
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