昨日の欧州序盤では、ドル円は98円台に乗せてきた。金価格が急落しているなど、ドルの上昇要因があったわけで、ユーロドルも1.30台割れをうかがっている。さてドル円の98円台は私の売りたいレベルでもある。たしかに中国問題がやや小康状態を迎えて、そのうえ米国の長期金利も異常な上昇をやめているので、株式市場にとってはプラス。だからリスクテークに取り組む勢いが強まるのも必然的だ。だからドル円やユーロ円も上昇圧力が強くなるのが予想される。
しかしここはテクニカル側面を重視したい。5月22日につけた今年の最高値が103.72で、この日のニューヨーク時間からマーケットに変調をきたしたのは周知の事実。その後のディップが最大で6月13日の93.79である。その半値戻しのレベルが98.75あたりなので、その辺が今までのところ、強力なレジスタンスとしてワークしている。事実、今週のはじめのドル円のきつい上げの局面でも越えることはできず、そこから下落に向かうこととなった。
私の作戦としては教科書的なもので、98.35アッパーがあれば、そこから売り始める。ナンピンもするが、1回のみ。全部の出来あがったポジションを、レジスタンスを越えた98.80でカットするというもの。前回もこれでうまく処理できた。もちろんテクニカルがそう言っているからといって、必ずしも上手く行くとは限らない。テクニカルと言っても相場へのアプローチのひとつの手法を提案してくれるだけなのだ。
しばらくはポジションができなかった。つまりそれほど激しくドル円が上がるという局面がなかったということだ。失業保険の指標が出て、それでいったんは下攻めしたものの、その反動でようやく98.35で売れたという感じだ。売れたものは順次、20ポイント下で利食いの買い注文を置いていく。ロスカットとなるまで何度も売り買いできれば、それだけ儲かるのだが。
しかしドル円はほとんど動かず。買い戻しもできなければ、ナンピン売りをするほども上がらない。23時の住宅関連のデータが良かったのと、それに基づいて米国株が上昇幅を上げてきたことで、ドル円はようやく重い腰を上げた。98.50を越えてきたので、当初からの作戦通りに98.54でナンピン売りした。後は98.80がつかないことを祈るのみ。どうせ98.80で損切るのだから98.72あたりで再度のナンピンを入れてもいいだろう。ストップレベルが近いのだから、うまくいけば最大限の効率性を見込める。
日付けが変わったあたりからドル円は下がり出した。私はテクニカルに沿ってポジショニングしているので、ここでいちいち何で下がったのかという理由は求めないことにした。為替レートの動きだけに注視である。1時間ほどでドル円はナンピンの分も含めてすべてを利食うことができた。ポジションはなくなったが、多少の余力はできた。まだ継続するつもりなので、98.40と98.60で売り注文を置いて、ストップレベルは同じで寝るとに。
オーバーナイトで98.40は売れていたが、98.60は売れず。しかし東京オープンのころには98.50アッパーとなっていたので、ちょっと次の手を出しにくくなってきた。というのは、今日は月末のなので、余計なお化粧買いにつられたリスクテークになる可能性が高いからだ。そこでナンピン売りはやめて、今あるポジションだけで勝負することにした。
案の定、日本株は大幅に買い進まれて、ドル円やユーロ円での買いものでたくさん出てきた。ランチタイム近くになってドル円は98.75を越えてきて、私のストップ注文もダンになった。ナンピンしなくてよかったと思いながらも、その後のドル円の上げは鈍く、99円台ちょっとタッチしただけだった。
今夜はCAPMの景況感が出るくらいがイベントだ。米国株は3日連続で大幅高をしているので、これが続くかどうか。昨日のニューヨーク時間の午後はもっぱら利食い売りに押されている。ニューヨークの序盤を見ていた私にとっては意外に安く感じる米国株である。
そしてドル円の上値の限度がどこまでになるのかも、今後に刻むテクニカルに影響を与えるだけに重要だ。今日のドル円の上げは完全にクロス円主導のものであり、ユーロドルも上がってしまっている。すでに米国債も落ち着いてきており、ドル相場の側面は少なくなってきたものと考えている。
日本時間 15時10分
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