6月のFOMCでバーナンキ議長自らが資産購入の終了を口にしてから、資本市場はずっとその方向に向けて動いてきていた。だが水曜のニューヨーク市場が終わった後に出てきたバーナンキ議長の発言がかなりダビッシュだったこともあって、昨日のアジア時間ではドルが急下に下がってスタートした。
しかしドル安の限界は早朝につけたレベルであって、ユーロドルでは1.3205、ドル円では98.26までだった。その後はドル買いの意欲とドルの投げ売りのイントが交錯している状況が続いた。
ドル円は98円台に入るとドドっと売りに押されてくるものの、朝の安値は下回れず。また上がり始めると、猛烈に買いダマがフォローしてくる。かといって99円台に乗せてきても、やはりそこは売り場と化している。やはり緩和継続ということで、ドル保有の魅力の低下は避けられないところなのだろう。
欧州序盤ではドルの買い物し優勢で始まった。ユーロドルが1.30台の前半まで押し込まれ、これを見せつけられるとドルが全戻しするのではないかとも思われた。ドル円も99円台に乗せてきて、なおも堅調。
私もドル円で99円台乗せから何度も買ってはみた。しかし99円台の中盤はやはり重く感じられる。とくに私がロングポジションを持っていたからだろうが、ほとんど勢いが感じられないのだ。ユーロドルも下値攻めをやめて、1.3050を越えてくると、ちょっとドルロングでは攻めづらくなった。ドル円は99円台のままにいたが、失業保険も悪かったので、私もそのステージでいったん撤退した。
あとの注目は、すでにグローベックスセッションで大幅高となっている米国株の動向だ。これ以上の上げ余地があるのかどうか。すでに米国株は今年の最高値近くまで上がって来ているのだから。ドル円の98.65などを見てしまうと、売り込みたくなってしまう。
そうはいっても先ほどは失敗しているので、もうちょっと慎重に構えねば…。米国株が高いところに張り付いて動かないので、とくにドル売りで攻めることを正当化できる材料に乏しい。無理にトレンドフォローで攻めていくほど体力も残っていない。
結局そのまま何もせずにいたが、やはり米国株はニューヨーク時間では小動きだったようだ。クローズ間際にショートカバーメインの買いを集めて、高値引けとなり、為替相場ではややドル売りのほうが優勢だったようだ。
ドル円は98.60-99.20がコアレンジとなって動いている感じだ。そのちょっと外側では逆張りにはなるがポジションを作りたいところ。何度か損切りがついたとしても値幅が大きくなっている分だけ、ワークしたら一発で取り戻せるチャンスもありそうなので、昨日の為替のレンジを参考に取り組もうかな。
今晩はJPモルガンやウェルスファーゴなど、第一陣の金融機関の決算が出る。いよいよ大どころの米企業決算がはじまっていくわけだが、ますますリスク相場としての様相を強めることになるだろう、歴史的な最高値を目前にしている米国株だけに、そこをクリアに越えられなければ、絶好のポジションの作りどころともなるだはで、ドル円かユーロ円の売り場の目標にもなる。
日本時間 17時20分
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